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オンライン講座

第171回 メディカルトレーナーが教える〜ラウンド中に起こりやすい熱中症とその対策〜

今月のオンライン講座を担当させて頂きます理学療法士・EAGPT認定ゴルフフィジオトレーナー・ゴルフフィジオセラピストの河西孝佳です。

ケガや手術後から競技復帰までのゴルフリハビリや、競技レベルを高めたい方のゴルフトレーニングやゴルファーの為のピラティスや治療をメインに行っています。
また、ラウンド後の膝や肩、腰の痛みなど治療も行っていますので、ぜひ、ご利用ください。

今月は少し色合いを変えて、医療系に寄った内容をお届けします。
まずは、ラウンド中に起こりやすい熱中症についてお話します。

熱中症とは・・・

運動時に体温調節機能による冷却が間に合わなくなり、体温が上昇しすぎてしまう状態です。
炎天下に数時間いた場合でも体調不良は、すべて熱中症の可能性があると思ってください。
重症度としては、熱ストレス(熱失神、熱けいれん)熱疲労、熱射病の順に重症度が上がります。

分類について日本救急医学会では以下のように記されています。

重症度分類 症状 治療 症状から見た種類
Ⅰ度 めまい・大量の発汗・ふらつき
失神
筋硬直(こむら返り)
意識障害なし
現場で対応可能
冷所で安静、体表冷却
経口的に水分と塩分の補給
熱失神
熱けいれん
Ⅱ度 頭痛・嘔吐・倦怠感・虚脱感
意識障害あり
(意識はあるがハッキリしない)
医療機関へ受診
体温管理、安静
経口や点滴での水分と塩分摂取
熱疲労
Ⅲ度 腎肝臓障害
血液凝固異常
意識障害あり
(呼びかけないと応答しない)
入院加療
場合により集中治療
体内外冷却
呼吸・循環管理
熱射病

そして、暑いと掻く汗の働きとは何か?
気になりますよね。

汗とは、99%が塩分や老廃部などを含んだ水分になります。汗は汗腺(かんせん)というところから分泌されます。
汗を掻くと皮膚が湿ってきますよね?
その湿った水分が蒸発することによって、熱を奪って皮膚の温度を下げてくれます。

では、この状態で湿度が高いとどうでしょう?
湿度が高いと空気の中水分量が多いので、いくら汗を掻いても蒸発してくれません!!
そうなると、カラダとしては熱を下げようと汗を掻くのに、熱が下がらない状態に陥っているのです。

昔某企業のCMで
体重の3%の水分が失われるとパフォーマンスが落ちる!
と言っていたのを覚えていますか?

実はその通りなんです。
3%を下回ると疲労物質が分解されず、運動能力や体温調節機能が低下するため、パフォーマンスが低下すると言われています。

しかし、3%なんて汗を採取できるわけではないからわからん!
ごもっともです。

そこで脱水を簡単にわかる方法があります。
『喉の渇き』 と 『尿の色』 です

1. まずは喉の渇きです。

喉が渇くというカラダの反応は、『水分が足りないから早く水をくれー!』とカラダが言っている状態になります。喉が渇いたと感じた時にはもう軽い脱水状態になっているのです。
ですので日頃からこまめな水分補給が大切になってきます。

目安としては、1回に約150ml(コップ1杯弱)くらいをこまめに摂取するのが好ましいと思います。
しかし、1度に多量に飲むと吸収が追いつかなかったりするので気をつけましょう!

2. そして、尿の色です。

この画像のように、色によって脱水の有無がわかります。

個人差はありますが、尿の色が濃くなるほど脱水状態にあると思ってください。
※あくまでも参考程度なので自覚症状の方を優先してください。

まだまだ、暑さきびしい日が続きます。
こまめに水分補給しながら、ゴルフを楽しんでください!
また、少しでも体調が悪いなと感じたら医療機関を受診してください。

河西 孝佳

スポーツトレーナーとして様々なスポーツ現場で働き、トレーニング・リハビリテーション・治療を深く勉強しようと理学療法士の学校へ入学。理学療法士資格取得後、都内の整形外科で理学療法士として勤務する傍ら、スポーツ選手やモデルなどのパーソナルトレーニングやボディメイクを指導。スポーツ現場と医療現場での経験を生かし、子供からお年寄りまで幅広くトレーニングやコンディショニング指導を行っている。

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