スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第480回 捻転差をあげて飛距離をアップするストレッチの方法

トータルゴルフフィットネス、トレーナーの菅原です。
今回のテーマは捻転差を上げるストレッチについてご紹介します。

捻転差をあげる

まず、そもそも捻転差とはどの動きのことを言うのか、なぜ捻転差は失われやすいのかをご説明します。

捻転差とは?

まず捻転差とは、
バックスイング時に骨盤のラインに対して肩のラインがどれくらい回転しているか
のことを言います。

捻転差の角度を大きくし、捻転差のパワーをうまく使いこなす事によってヘッドスピードや飛距離アップを実現することが可能になります。

なぜ捻転差を失いやすいのか?

このとてもゴルフの動きに重要である捻転差。
しかし、これを作っているつもりでもなかなかうまくできない方がたくさんいます。
捻転差が失われやすい理由は、
姿勢の問題により上半身の回転を作れなくなるためです。

そして、姿勢の問題の中で最大の原因が胸郭周りの柔軟性によるものです。
上半身の前面の筋肉の硬さにより猫背が誘発され、姿勢の悪さ、そして回旋運動に影響します。
胸郭周辺のコンディションを良くすることが捻転差を作る際にとても重要なポイントになります。

エクササイズ紹介

今回は胸郭まわりのエクササイズを中心に行い、捻転差を改善させていきましょう。

動画でエクササイズを紹介していますのでご覧ください。

道具を使わず、どなたでも簡単にできるストレッチの方法です。
ぜひ、お試しください。

背骨のエクササイズ

1種目目にご紹介するのは『背骨のエクササイズ』です。
  1. 四つ這いになります。
  2. 身体全体を丸くします。
  3. 身体全体を反ります。
  4. 10往復行います。
ポイント
・背骨を大きく動かすイメージで行います。
・腰に痛みがある方は痛みのない範囲で行ってください。

捻りのエクササイズ1

2種目目にご紹介するのは『捻りのエクササイズ』です。
  1. 膝を90度に立てて仰向けになります。
  2. 両手を横に広げ、肩が浮かないように膝を左右に倒します。
  3. 10往復行います。
ポイント
・体側に伸び感を感じながら行います。

捻りのエクササイズ2

3種目目にご紹介するのも『捻りのエクササイズ』です。
  1. 横向きで寝て下の手で腕枕をします。
  2. 股関節と膝関節を90度に曲げます。
  3. 上側の手を前に伸ばします。
  4. 手を大きく反対側方向に広げます。
  5. 片側10回ずつ行います。
ポイント
・指先を見ながら行います。
・肩がすくまないように注意します。

まとめ

捻転差を上げるためのエクササイズを3種目ご紹介しました。
胸郭の柔軟性を高める事によって、上半身の回旋可動域を広げる事につながります。
そしてゴルフだけではなく、猫背対策にもとても効果的なエクササイズです。
ラウンドや練習の前後に行うだけでなく、寝る前に行う事によって胸郭の動きが良くなり、呼吸の質も向上するので、是非行ってみてください。

気になるエクササイズは動画にてご一緒に実施してみてください。

ゴルフボディチェック

トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
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ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。



菅原 賢
トータルゴルフフィットネス支配人
2002年からJGTOツアー帯同トレーナー・LPGAツアー帯同トレーナーとして数多くのプロゴルファーを優勝に導く。2007年には、ゴルファーを一生涯ゴルフができる環境を作りたいと「トータルゴルフフィットネス」を東京新宿に設立。アマチュアからプロゴルファーのゴルフフィットネスの聖地として数多くのゴルファーから支持されている。現在もJOC日本オリンピック委員会医科学強化スタッフとしてアスリートを指導している。
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菅原 賢
菅原 賢

トータルゴルフフィットネス支配人。2022年からJGTOツアー帯同トレーナー・LPGAツアー帯同トレーナーとして数多くのプロゴルファーを優勝に導く。2007年には、ゴルファーを一生涯ゴルフができる環境を作りたいと「トータルゴルフフィットネス」を東京新宿に設立。アマチュアからプロゴルファーのゴルフフィットネスの聖地として数多くのゴルファーから支持されている。JOC日本オリンピック委員会医科学強化スタッフとしてアスリートを指導している。

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