スタッフコラム「ゴルフボディを作る」
第277回 クラブ軌道・弾道分析のススメ 〜第1回「まずは自分を知る」〜
みなさん今出たスライスや引っ掛けがどんな状態で起きているかを考えたことがあるでしょうか?ゴルフは物理学ですので、色々な要素が絡み合ってその現象が起きています。
ただスライスしないようにとか引っ掛けないようにと思って打っていても、そのやり方が正しいかどうかはわかりません。
クラブ軌道・弾道分析を受けていただくと、スイングと飛んでいくボールの傾向が理解できます。単なる数値だけではなく、図での説明も可能になりますので理解度が違います。
自分のスイングが悪いときにどうなってしまうかを理解していれば、そうならないための練習をすることもできますし、悪いショットが出たときに今はこうなったから今のボールが出たんだという理解もできることになります。
そうすれば次のショットで明確に何を意識すれば良いかがわかるので、同じミスを続けてしまうということが回避できます。
ですのでまずは自分のスイングがどうなっているか?アイアンだとどうなのか?ドライバーはどうなのか?ユーティリティはどうなのか?を理解することが上達への近道になります。
最近はプロ達も弾道分析・クラブ軌道分析機器を使ってショットのチェックをしています。クラブ軌道・弾道分析で使用する機器は GC2 と HMT と言う機器で特にクラブ軌道の分析の正確性に定評のあるインドアで使用するには最適な機器を使用しています。

次回は計測したデータはどんなデータなのかを紹介します。

遠藤 仁史
1965年生まれ。埼玉県出身。北里大学を卒業後、北里研究所にて研究員として働きながらゴルフ/ゴルフクラブに関する知識を蓄積。2010年に ACTEK GOLFを東神田にオープンし、様々なフィッティングを創造しながら活動を始める。自身もアマチュアゴルファーとして試合に出場。競技ゴルファーとしての見地を活かし、様々なレベルのアマチュアゴルファーにゴルフクラブの提案、スイングの分析を行う。特にパッティングに関しては SAM PuttLab を駆使し、パッティングデータを提供。また使い手に合わせたパターの調整なども行う。パターのコレクションは PING の古いパターを中心に300本以上。パター収集家、評論家としても活動中。