「最近、身体が回りにくくなった」
「股関節が詰まる感じがする」
「ラウンド後半になると腰が張ってくる」
そんな経験はありませんか?
こんにちは。
Total Golf Fitnessでトレーナーで理学療法士の丸山風翔です。
ゴルフスイングでは、上半身だけでなく股関節も大きな役割を担っています。
大切なのは、単に「柔らかい・硬い」だけではなく、自分の股関節がどのように動いているのかを知ることです。
今回は、自宅でも簡単にできる2つのチェックとストレッチをご紹介します。
チェック1 寝た状態で「股関節の動き」をチェック
まずは、体重をかけていない状態で股関節の動きを確認します。
仰向けになり、股関節と膝を90°程度曲げます。膝の位置をなるべく動かさず、膝下をそのまま外側へ動かしましょう。
膝下を外側へ開くことで、股関節には「内旋」という動きが起こります。
チェック① 開始姿勢:仰向け・股関節・膝を90°に曲げる

チェック① 股関節の内旋の動き:膝を動かさずに、膝下を外側へ


ここで角度を細かく測る必要はありません。
確認するポイント
・左右で動かしやすさが違わない?
・股関節の前側に詰まりや痛みはない?
・脚を倒すとき、骨盤まで一緒に動いていない?
左右差があるからといって、すぐに「悪い」という意味ではありません。
まずは、自分の身体にどんな特徴があるのかを感じてみてください。
チェック2 体重を乗せて動きをチェック
次は立った状態でチェックをしていきます。
足を前後に開いてランジ姿勢をとり、前脚に体重を乗せます。
その状態から、前脚の股関節を軸にするイメージで、骨盤と身体をゆっくり回してみましょう。
左脚を前にしている場合は、右の骨盤の前側の骨を、
左足の内ももへ近づけるようなイメージです。
チェック② 開始姿勢:ランジ姿勢。後ろの足はつま先立ち

チェック②体幹と骨盤を一緒に回す。

チェック② 回旋姿勢:正面。

チェック② 膝が外に逃げたり、体が起き上がっていないか

見るのは4つだけ
① つま先:回るにつれて外側へ開いていない?
② 膝:外側に開いていないか?
③ 骨盤:回ろうとするほど最初の前傾姿勢が大きく崩れていない?
④ 腰・身体:腰を反ったり、身体を横へ倒したりしていない?
ここでも「できた・できない」で採点する必要はありません。
右と左を比べたときに、片側だけ動き方が大きく違わないか、という視点で確認してみてください。
寝ていると回る。でも、立つと回りにくい?
ここが今回、一番知ってほしいポイントです。
チェック1では問題なく動いたのに、チェック2になると「片側だけ回りにくい」「膝や足が動いてしまう」「腰を反りたくなる」ということがあります。
「股関節が動くこと」と「体重を乗せた状態で使えること」は、必ずしも同じではありません。
身体は股関節だけで動いているわけではありません。
だからこそ、股関節だけでなく、足・膝・骨盤・腰まで一緒に見ることが大切です。
「ちょっと硬いかも」と感じたら
ここで簡単なセルフケアを一つ試してみましょう。
臀部周囲を伸ばす、お尻のストレッチです。
仰向けになり、片方の足首を反対側の太ももに乗せます。
そこから臀部に心地よい伸びを感じる位置で、30秒程度ゆっくりストレッチしてみましょう。
お尻のストレッチ:開始姿勢

お尻のストレッチ

股関節の前側に強い詰まりや痛みが出る場合は、無理に行わないでください。
ストレッチが終わったら、もう一度、チェック①をやってみてください。
「さっきより動かしやすい」「左右差が少し変わった」など、自分の身体に変化があるか確認してみましょう。
ただし、「変わらないから、もっと強く伸ばそう」とは考えないでください。
股関節の動きに影響するのは、筋肉の柔軟性だけではありません。
ストレッチしても変わらないときは?
「毎日ストレッチしているのに、すぐ戻ってしまう」
「片側だけどうしても回りにくい」
「回ろうとすると腰に負担を感じる」
そんな場合、必要なのは“もっとストレッチすること”ではないかもしれません。
Total Golf Fitnessでは、理学療法士の視点から股関節だけを見るのではなく、足部・膝・骨盤・腰、そして実際のゴルフ姿勢まで確認しながら身体の状態を評価します。
そのうえで、必要に応じて臀部周囲へのアプローチ、ストレッチ、エクササイズ、トレーニングなどを組み合わせます。
「自分の場合、なぜ回りにくいんだろう?」そんな疑問がある方は、
ぜひ一度身体をチェックしにいらしてください。
※本記事のセルフチェックは診断を目的としたものではありません。強い痛みがある場合や、動作によって症状が悪化する場合は無理に行わず、医療機関等へご相談ください。
