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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

飛ばすための「ブレーキ」をさらに実践的に!スピードを受け止める減速トレーニング

前回のコラムでは、飛距離アップには身体を速く動かす「加速能力」だけでなく、生み出した勢いをリード脚で受け止める「減速能力」も重要であることをご紹介しました。

そして、その基礎として「スプリットスクワット」と「サイドランジ」をご紹介しました。

今回はその続編です。

前回は、まずリード脚で身体を支え、横方向への勢いを受け止めるための土台を作るトレーニングでした。

しかし、実際のゴルフスイングはもっと速い動作です。

そこで次の段階では、「受け止められる」から「速い動きの中でも受け止められる」へ、トレーニングを発展させていきます。

飛ばすほど「止まる能力」も必要になる?

飛距離を伸ばしたいと思ったとき、「もっと強く地面を蹴る」、「もっと速く回る」、「もっと速くクラブを振る」いった加速に意識が向きやすいと思います。

もちろん、大きな力を素早く発揮する能力は飛距離アップにおいて重要です。

しかし、身体を速く動かそうとすればするほど、その勢いをコントロールする能力も必要になります。

私自身、ドラコン競技で飛距離を追求していますが、速く振ろうとしたときに身体まで左方向へ流れてしまえば、せっかく生み出した力をうまく回転につなげることができません。

重要なのは、左側へ移動することではなく、左側で受け止めたうえで次の動きにつなげること。そのため、筋力を高めるだけではなく、動いている身体を瞬間的にコントロールするトレーニングも行っていきます。

「ゆっくりできる」から「速くてもできる」へ

例えば、前回紹介したスプリットスクワットでは、左脚で体重を支えるための筋力を養いました。サイドランジでは、そこに横方向への移動を加え、移動してきた身体を左脚で受け止めました。

ここからは、その次の段階として行う2つのトレーニングをご紹介します。

エクササイズ紹介

ウォーターバッグw/ステップ台フロントランジ

ウォーターバッグを身体の前で持ち、ステップ台の上から前方へ一歩踏み出します。

そして、踏み出した脚で身体の勢いを受け止めます。

通常のフロントランジとの違いは、「自分からしゃがむ」のではなく、落下してきた身体を着地した脚で受け止めるという点です。

さらにウォーターバッグの中では水が動くため、着地してからも負荷が揺れます。

そのため、脚だけではなく体幹も使いながら、身体が前後左右へ崩れないようにコントロールする必要があります。

やり方

  1. ウォーターバッグを身体の前で持ち、ステップ台の上に立ちます。
  2. 片脚を前方へ踏み出し、ステップ台から降ります。
  3. 前脚が床についたら、股関節と膝を使って身体の勢いを受け止めます。
  4. 着地後に身体が前方や左右へ流れないよう、姿勢を安定させます。
  5. 左右とも行います。

このトレーニングで大切なのは、「どれだけ深くしゃがめるか」ではなく、「着地した瞬間にコントロールできるか」です。膝だけで衝撃を受けるのではなく、股関節も使いながら身体全体で受け止めていきます。

スケータージャンプ

次は、さらにスピードを高めます。スケータージャンプは、片脚で横方向へ跳び、反対側の脚で着地して身体を受け止めるトレーニングです。

ゴルフのダウンスイングでは、右側から左側へ大きな力が移っていきます。

スケータージャンプでは、横方向へ勢いを生み出す→→反対側の脚で着地する→勢いを素早く受け止めるという動きをトレーニングします。

やり方

  1. 片脚で立ちます。
  2. 横方向へ大きく跳びます。
  3. 反対側の脚で着地します。
  4. 股関節と膝を使い、身体が横へ流れ続けないように受け止めます。
  5. 着地姿勢を安定させてから、反対方向も行います。

最初から遠くへ跳ぶ必要はありません。

まずは、「着地したときにピタッと止まれる距離」から始めます。

安定して受け止められるようになってから、徐々に跳ぶ距離やスピードを高めていきます。

速く動くことよりも、速く動いた後でも身体をコントロールできることが重要です。

「減速=止まる」ではない

ここまで「受け止める」「止まる」という表現を使ってきましたが、ゴルフスイング中に身体を完全に止めることが目的ではありません。

大切なのは、生み出した力をコントロールし、次の動きへつなげることです。

車で例えるなら、アクセルだけを強くしても、そのスピードをコントロールできなければ思い切って走ることはできません。

ゴルフも同じように、加速する能力と、それを受け止める能力の両方を高めていく必要があります。

まとめ

飛距離アップには、大きな力を生み出す「アクセル」だけではなく、その力をコントロールする「ブレーキ」も必要です。

前回は、片脚で身体を支える→横方向への動きを受け止めるという基礎をご紹介しました。

今回はそこから、より大きな勢いを受け止める→より速い動きを受け止めるという段階へ進みました。

そして、ここからさらに回旋の要素を加え、実際のゴルフスイングに必要な能力へつなげていきます。

私自身、ドラコンプロとして飛距離を追求していますが、飛ばすためには自分が持っている力を、どれだけゴルフスイングの中で発揮できるかが重要になってきます。

そのために必要な身体能力を一つずつ高めていくことが、トレーニングの役割です。

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

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早坂 光司写真

早坂 光司

成城大学経済学部でデータサイエンスを学び、AIスタートアップで実務経験を積む中で「結果には必ず理由がある」という分析力を獲得。

15年間続けたテニスと家族の影響で始めたゴルフから身体作りにつよい関心を持ち、ゴルフ開始10ヶ月でJPDAドラコンプロ資格を獲得。

現在はNSCA-CPT、JGFO認定トレーナーとして自らの検証とデータ分析を融合した科学トレーニングをクライアントのパフォーマンス向上を支えている。

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