スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第454回 フリップする最大の要因はアーリー体重移動にあり!

トータルゴルフフィットネス トレーナーの谷崎です。
私のスイングの悩みでもある『アーリー体重移動とフリップ』の改善についてご紹介します!

まずはこちらの画像をご覧ください。

ゴルフ好きの皆さんであればこのスイングエラーにすぐお気づきになると思います。
このスイングでは『フリップ』が起こってしまっています。
ではなぜフリップが起こってしまっているのでしょうか。

続いてはこちらの画像をご覧ください。

こちらの画像は骨盤の位置が左に移動しているのがわかります。
つまり体重が早い段階から左に移動してしまっているという事です。
では『フリップ』との関連性はどこにあるのでしょうか。
早い段階で左に体重が乗ってしまうと手元が遅れてきてしまうため、それを補うために手首をうまく使い帳尻を合わせようと勝手にカラダが反応してしまいます。
この結果が『フリップ』というエラー動作に繋がってしまうのです。

今回のフリップのようにスイングエラーが起きている箇所に視点が行き過ぎることはよくあることです。
ですが、このように根本の原因が違う場所にあるということはとても多いです。
一番気になる箇所だけでなくその周囲まで確認し根本原因はどこにありそうかしっかりとスイングを見極めることが1番のスイング改善の早道になるかも知れません。

エクササイズ

それではアーリー体重移動を直しフリップを改善するエクササイズをご紹介させていただきます。

詳しくはこちらの動画をご覧ください。

改善エクササイズは体重の横移動をなくし、腰を後ろに回せるようにするエクササイズです!
KINESIS(キネシス)というマシンを使って行っていきます。

  1. 左側に引っ張られる抵抗をかけた状態を作ります
  2. 左足で踏ん張り抵抗しながら腰を回します

※内腿や土踏まずのあたりで踏ん張っている感じを意識してください

※キネシスがない場合はチューブなどで代用可能です

横移動が強い方へ

横移動が強い方は、左足の踵に体重が乗るという感覚を感じることが苦手だと思います。
そう感じた方はこちらのエクササイズを行ってください!
先ほどのエクササイズにゴムバンドを使用していきます!

このように、左膝にゴムバンドをかけ前側に引っ張ってください。
トレーニング実施者はこのゴムの力に抵抗するように膝を後ろに下げていきましょう。
こうすることにより後ろに移動する意識が増し踵に体重を乗せやすくなります。

今回は『フリップ』を直すためにアーリー体重移動の改善をテーマにエクササイズをご紹介させていただきました。
エラー動作の裏には違うエラー動作が隠れていることが多々ありますので、しっかりと自分のスイングを見極めてそれにあったエクササイズを実践していきましょう!
そしてスイングと体の動きを結びつけるようなエクササイズを行っていくことがとても大事です。
その結果よりゴルフをイメージしながらトレーニングができるようになります!

フリップで悩まれている方はぜひ参考にしてみてください!

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
谷崎 美樹
谷崎 美樹

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。
ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。
自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。

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