スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第549回 スイングを力強くする!ゴルファーのための10分間上半身トレーニング!

トータルゴルフフィットネス トレーナーの小宮です。
今回ご紹介するのはゴルフのための上半身トレーニングです。

ゴルフには上半身の筋力は必要ないと言われることもありますがそんなことはありません。
ゴルフの競技特異的な動きに関わらず、姿勢を維持する上で上半身の筋力は必ず必要になります。
ゴルフとしてもクラブを扱う以上、上半身の筋力は必ず必要になってくるものです。
ですが、ゴルフにおいては必要以上に上半身の前側の筋肉(大胸筋)を鍛える必要はありません。大胸筋が発達しすぎてしまいますと、背中の丸み(C字姿勢)につながることもあります。そしてゴルフには欠かせない回旋の動きを制限してしまうことになるのです。
なので、上半身を鍛える際は前側(大胸筋)よりも後側(広背筋)を鍛えることをより重要視したほうがいいのです。

これまでのゴルフトレーニングで上半身にあまり触れてこなかった方はこれを機に上半身トレーニングを取り入れてみましょう。

スイングに力強さを出したい方は動画をチェックしてみてください。

目次

  1. エクササイズ紹介 〜W-UP〜
    1.1 ラットストレッチ
    1.2 プレイヤーストレッチ
    1.3 ダイアゴナルストレッチ
  2. エクササイズ紹介 〜コアトレーニング〜
    2.1 ショルダーエクスターナルローテーション
    2.2 フロアスライド
    2.3 プローンA-T-Y-I
    2.4 ダイアゴナルスーパーマン
    2.5 プローン オーバーヘッドプルダウン
    2.6 プランク オルタネイトローイング
  3. エクササイズ紹介 〜ストレングストレーニング〜
    3.1 HK アーノルドプレス
    3.2 HK 1Aローイング
  4. まとめ
  5. 自分に合ったトレーニングを知りたい方必見!

エクササイズ紹介 〜W-UP〜

ラットストレッチ

  1. 四つ這いになります
  2. 片手を斜め前に伸ばします
  3. 反対側も同様に行ないます
ポイント
・片手を遠くに伸ばすように行ないます

プレイヤーストレッチ

  1. 四つ這いになります
  2. 両手を前に伸ばし床につきます
  3. お尻を下げながら胸を床につけるように身体を下げます
ポイント
・肩がすくまないように行ないます

ダイアゴナルストレッチ

  1. 右足を前に出し、片膝立ちになります
  2. 右手を前に伸ばし、左手で右膝を押さえます
  3. 右手を斜め上に伸ばしながら股関節を前に移動させます
  4. 反対側も同様に行ないます
ポイント
・前に伸ばした手を大きく動かします

エクササイズ紹介 〜コアトレーニング〜

ショルダーエクスターナルローテーション

  1. あぐらになります
  2. 体側に肘を付けて手を前に伸ばします
  3. 手を外に動かします
ポイント
・手を動かした際に肘が離れないように行ないます

フロアスライド

  1. 膝を立てたまま仰向けになります
  2. 肘を90度にし手を開き床につきます
  3. 手を頭の上に向けて伸ばします
ポイント
・肘と手の甲が床から離れないように行ないます

プローンA-T-Y-I

  1. うつ伏せになります
  2. 胸が床から離れるくらい上半身を浮かせます
  3. 手を斜め下から真横、斜め上、真上になるように動かします
ポイント
・手を持ち上げる際に肩甲骨が内側に寄るように行ないます

ダイアゴナルスーパーマン

  1. うつ伏せになり両手を真上に伸ばします
  2. 右手と左足を同時に床から浮かせます
  3. 左手と右足を同時に床から浮かせます
  4. 交互に行います
ポイント
・腰が反らないようにお腹に力を入れたまま行います

プローン オーバーヘッドプルダウン

  1. うつ伏せになり両手を真上に伸ばします
  2. 肘を身体につけるように腕を下げます
ポイント
・手を引いてきた際に肘の位置が高くならないように行います

プランク オルタネイトローイング

  1. 手を肩の真下につき腕立て伏せの姿勢になります
  2. 片手を床から離し肘を真後ろに引きます
  3. 反対側も同様に行います
ポイント
・腰が反らないように行います
・身体が左右に捻らないように行います

エクササイズ紹介 〜ストレングストレーニング〜

HK アーノルドプレス

  1. 右足を前に出し片膝立ちになります
  2. 左手でお腹を押さえ、右手を顔の前に伸ばし肘を90度に曲げます
  3. 肘を開き手を真上に伸ばします
  4. 元の位置に戻します
  5. 反対側も同様に行います
ポイント
・手を伸ばした際に腰が反らないように行います

HK 1Aローイング

  1. 右足を前に出し片膝立ちになります
  2. 両手を胸の前に伸ばします
  3. 右肘を真後ろに弾くように腕を後ろに引きます
  4. 反対側も同様に行います
ポイント
・肘が高い位置にならないように行います

まとめ

今回はスイングに力強さを出すための上半身トレーニングをご紹介させていただきました。
ゴルフにおいて上半身のトレーニングは必要がないと言われることがあるほど、目を背けられやすい上半身ですが、実はトレーニングをしなければいけないほど重要な筋肉達がたくさんいます。
猫背姿勢になっている方や今まで上半身のトレーニングをしてこなかった方はこれを機に上半身のトレーニングに取り組んでみてください。
トレーニングの内容で気になる事がありましたら動画内にコメントをいただければ内容の返答をさせていただきます。

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小宮 諒
トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。
在学時に地域密着型スポーツクラブを選択し、ジュニアから高齢者、アスリートなど幅広いお客様の評価、トレーニング指導を経験し様々な痛みやパフォーマンスアップを担当。
その人に合ったトレーニングを提供することによりゴルフの結果だけでなくトレーニングの楽しさや素晴らしさ、変化などを実感してもらえることをテーマにしている。
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小宮 諒
小宮 諒

東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。在学中に地域密着型スポーツクラブを選択し、ジュニアから高齢者、アスリートなど幅広いお客様の評価、トレーニング指導を経験し様々な痛みやパフォーマンスアップを担当。その人にあったトレーニングを提供することによりゴルフの結果だけではなくトレーニングの楽しさや素晴らしさ、変化などを実感してもらえることをテーマにしている。

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