「もっと肩を回して!」と言われたけど、実際どう回せばいいかわからない…
そんな悩みを抱えているゴルファーは少なくありません。
実は、ゴルフスイングで“肩を正しく回す”には、技術だけでなく身体の使い方の理解が不可欠です。
特に「右肩の動き」や「肩の水平回転」がうまくできていないと、スイングの再現性や飛距離にも影響が出ます。
本記事では、ゴルフで肩をスムーズに回すための
正しい動きの理解
よくあるミスと原因
体の使い方を変えるエクササイズ
これらを、ゴルフ専門トレーナーの視点で解説します!
目次
ゴルフで“肩を回す”とはどういうこと?
1. 肩を「回す」とは肩甲骨と胸郭の回転
ゴルフにおける「肩を回す」とは、肩関節単体の動きではなく、肩甲骨と胸郭、背骨(胸椎)の連動です。
ただ腕を回すのではなく、「体幹ごと回す」ことが重要になります。
2. 肩がうまく回らないと起きるミス
スイングが浅くなる(可動域不足)
体が開いてしまう(アウトサイドイン)
飛距離や方向性の不安定化
特に右肩の使い方が誤っていると、バックスイング時に右サイドが詰まり、切り返しで突っ込んでしまうことも。
よくある間違った肩の使い方と修正ポイント
1.「右肩が前に出る」
原因:胸郭が回っておらず、肩だけで動きを作ろうとしている
修正法:股関節と肩甲骨を連動させる動きの習得
2.「肩を回そうとして体が横に流れる」
原因:左右の肩の高さや体幹の軸が崩れている
修正法:肩の水平回転を意識しながら、軸をキープする練習が必要
肩を正しく回すための3つのコツ
1. 肩甲骨を意識する
肩を動かす意識 → 肩甲骨ごと引く・押す意識へ
肩甲骨が動くことで、胸が自然に回る
2. 水平回転を意識する
肩を縦に回すのではなく、「肩ラインを水平に回す」意識を持つ(上の写真のように、前傾なりに背骨に合わせて回します)
肩の高さを保つことで、安定した回転ができる
3. 股関節から回す
実際には「股関節 → 胴体 → 肩」の順で回るべき
下半身からリードすることで肩が自然とついてくる
肩の回転をスムーズにするストレッチ&エクササイズ
1. 肩関節を柔らかくする「腕回しストレッチ」
両足を肩幅に開いて立ち、片腕を大きく後ろに回す(背泳ぎのように)
左右各10回×2セット
ポイント:胸が伸びている感覚があればOK!
2. 肩甲骨を動かす「肩甲骨寄せ体操」
両肘を90度に曲げ、背中側で肩甲骨を寄せる
10秒キープ × 3回
- ポイント:首が短くならないように!
3. 股関節から回す「ヒンジ回旋ドリル」
お尻を引いた姿勢(ヒンジ)をつくり、骨盤から上体を左右に回す
左右10秒回× 2セット
- 肩を動かそうとせず、下半身から肩を動かす感覚をつかむ
自分の“肩の使い方のクセ”に気づいていますか?
肩がうまく回らないのは、柔軟性不足だけではありません。
多くのゴルファーは「肩を回しているつもり」で、肩だけで腕を動かしているケースが非常に多いです。
動画や鏡では気づきにくいこのクセ、専門家のチェックを受けると一気に解決することもあります。
TGFでできる“体のクセチェック”体験
トータルゴルフフィットネスでは、
スイング動画の動作解析
可動域や柔軟性の測定
体の使い方に合わせたトレーニング指導
をセットで行う「ゴルフトレーニング体験」を実施しています。
✅ あなたのスイング不調の原因が“体の動かし方”にあるかもしれません。
まずはお気軽にご体験ください!
まとめ
ゴルフで「肩を回す」には、肩甲骨・体幹・股関節の連動がカギ
正しく回せないと、飛距離も方向性も安定しない
ストレッチとトレーニングで可動域と感覚を養おう
自分では気づけない体のクセは、専門トレーナーの視点でチェックするのが最短ルート