トータルゴルフフィットネス ゴルフコーチ兼トレーナーの荒谷です。
今回は当クラブでもお客様から質問されることが多い「 スイング中の膝の使い方 」についての解説をさせていただきます。
ゴルフスイングの際によく気にされる膝の動きが3パターンあります。
- テイクバックと同時にリード側の膝が内側に動いてしまう
- テイクバックと同時にトレイル側の膝が外側に動いてしまう
- ダウンスイングでトレイル側の膝が回転についてきてしまう
膝の動きに関してはこの3つの質問がとても多いです。
これらの膝のさまざまな動きには原因があります。
またそれぞれ改善方法もございます。
今回はこれらの原因と改善方法をご紹介しますのでよければ最後までご覧ください。
動画にて詳しい内容もご覧になれます。
目次
これらの膝の動きのエラーが出るには『 股関節 』動きと関わりが強くあります。
では、上記でお話しした3つの膝のエラーと股関節の関わりについてご説明します。
3つの膝のエラーについて
テイクバックと同時にリード側の膝が内側に動いてしまう
この現象は「股関節の可動域」と深い関わりがございます。
テイクバックでより大きな回転を作ろうとすると股関節が動かない分、膝を左右に動かすことによってカラダの回転を作っています。
この場合、股関節の可動域を広げる取り組みを行う必要がございます。
テイクバックと同時にトレイル側の膝が外側に動いてしまう
この現象は「股関節の使い方」に関わっていきます。
このような膝の動きをしてしまう方は股関節の可動域は不十分ではございません。
何が原因かと言いますと、股関節の使い方を理解できていないということが原因になります。
スイング中の力の動きは3つの方向に働きます。
左右・上下・回転とこの3つの運動がうまく合わさることによってスムーズなスイングが生まれます。
ですが、このようなエラーをされている方は左右の動きの割合が高くなり、上下と回転の動きが不足してしまっています。
このパターンは正確な回転の動きと上下の動きをカラダに教えることでスイングエラーの改善をすることができます。
ダウンスイングでトレイル側の膝が回転についてきてしまう
このような膝の動きをしてしまっている方は2番でお伝えした内容と似ています。
3つの動きの方向のお話を先程しましたが、このエラーがある方は左右と回転の動きの割合が高くなっていて、上下(バーティカル)の動きの割合が極端に低くなってしまっています。
力を生みやすいバーティカル方向の動きが減ることによって出力の減少につながり飛距離ロスには繋がりますが、腰の回転など意識しやすくなるというメリットもあります。
メリットもありますしデメリットもどちらの顔も持ち合わせていますので使い方については要検討していただきたい内容です。
では、改善ドリルのご紹介も併せてさせていただきます。
膝のエラー改善ドリル
今回は上記で説明した2番と3番の股関節の使い方のエラーを改善するドリルをご紹介します。
1番の内容に関しましては、股関節の可動域を上げることが最優先になりますので過去に股関節のストレッチや可動域改善方法をご紹介していますのでそちらをご覧ください。
トレイル側の膝が流れてしまう改善ドリル
・テイクバック時に右膝を伸ばすことを意識して行います
★ポイント★
・右足の体重を踵よりに乗せることを意識して行います
ダウンスイング時の右膝の動き改善ドリル
・両足をベタ足のままスイングの動きを実践します
こうすることによって両膝の位置が変わらずにスイング動作を行うことができます
まとめ
今回はスイング時の膝の動きのエラーについて原因と改善方法をお伝えしました。
現状のスイングから変化を起こす際は実践中に感覚の違いが出てしまい違和感を覚えるかもしれません。
ですが感覚の違いが生まれたとしてもそれはいい反応だと思い実践し続けてください。
新たな取り組みをしている際に変な感覚が生まれない方が新しい取り組みを最大限に実践できていないことになります。
膝の使い方に悩んでいる方はぜひこのような流れのドリルを実践してみてください。
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トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
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