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目次
こんにちは、トータルゴルフフィットネスの荒谷です。
今回はスキープレイヤーの山田椋喬選手をゲストに迎えて、「アウトサイドイン軌道の改善」について取り上げます。
ゴルフを続けていると、どうしても「スライスが止まらない」「トップが多い」「引っかけが出る」といった悩みに直面します。その多くの原因が アウトサイドインのスイング軌道 にあります。
特に50代以上のゴルファーの皆さんは、長年のクセやカラダの使い方の固まりから、この軌道が抜けにくくなっていることも少なくありません。
今回のテーマはシンプルです。
「力で合わせるのではなく、クラブを主役にする」 という意識。
この考え方を取り入れるだけで、スイングは自然と変化していきます。
なぜアウトサイドインになってしまうのか?
アウトサイドインの軌道には、いくつかの典型的な原因があります。
バックスイングでクラブがインに入りすぎる
腕のローテーションが強すぎると、クラブが内側に引き込まれます。その結果、切り返しでクラブが外から下りてきてしまい、アウトサイドインになります。
強すぎるグリップ
「飛ばしたい」「真っすぐ打ちたい」という意識から、多くのゴルファーはグリップを必要以上に強く握ります。特に小指や手のひらに力が入りすぎると、手首の可動域が狭まり、クラブを自然に使えなくなります。
心理的な要因
「曲げたくない」「飛ばしたい」と考えるほど、手先で合わせる動作が増えます。結果として、カラダの回転とクラブの動きが連動せず、ミスを誘発します。
山田選手のスイングにも、これらの要因が見られました。これは多くのアマチュアゴルファーにとっても共通の問題です。
クラブを「主役」にするという考え方
ゴルフのスイングを良くしたいと思うと、どうしても「手で合わせよう」「カラダで修正しよう」としてしまいます。ですが、これが大きな落とし穴です。
本来、スイングの主役はクラブ です。
私たち人間は、そのクラブが正しく機能するためのサポート役に過ぎません。
クラブの重みを感じながら、自然な動きに任せることで、美しいスイングは「作られる」もの。逆に、人間が力で「作ろう」とするほど、不自然な形になってしまいます。
改善のための具体的アプローチ
🎥 練習ドリルを動画でチェック!
実際の動きを見ながら練習法を確認してみましょう。
グリップを柔らかくする
- インパクトの瞬間以外は強く握らない
- 特に小指の力を抜き、クラブを“ベアリング”のように自由に動かす
- 「飛ばそう」と思うほど強く握ってしまうので、力感を常にチェックする
豆ができやすい、指が痛くなるという方は、強すぎる握りが原因である可能性が高いです。
ステップを踏みながら素振り
- 右足から左足へ軽く体重移動しながらスイング
- 手首をフリーにして、クラブの重みを活かす
- この動作で「クラブが勝手にインサイドから下りてくる感覚」を掴む
ステップを取り入れることで、手打ちが減り、全身のリズムで打てるようになります。
ハーフスイングで感覚を定着させる
- 腰の高さまでの振り幅でスイング
- 捕まった感覚を小さい動作の中で身につける
- 「小さいスイングでできないことは、大きいスイングでもできない」
これはゴルフ練習の鉄則です。フルスイングで無理やり修正しようとしても再現性は高まりません。
練習の効果と実際の変化
山田選手も最初はクラブを強く握り、軌道が外から入るクセが出ていました。
しかし、グリップを柔らかくし、ステップとハーフスイングを取り入れると、驚くほど変化が現れました。
- ダウンスイングでクラブが自然にインサイドから下りる
- インパクトの感触が柔らかく、芯で捉えられる
- 捕まったボールが打てるようになり、方向性も安定
- 結果としてフィニッシュの形まで自然に美しくなった
これは「スイングを作ろう」としたのではなく、「クラブを主役にした結果」自然に変わったということです。
シニアゴルファーへのアドバイス
50代以上のゴルファーの方にとって、力任せのスイングはケガのリスクや疲労の原因になります。
クラブの重みを信じて任せることで、
- 体の負担を減らせる
- 無理なく飛距離を伸ばせる
- 安定性が増してスコアも良くなる
「力を抜く」という感覚は最初は怖いかもしれませんが、実際にはその方がクラブは正しく働いてくれます。
まとめ
アウトサイドイン軌道を直すために必要なのは、無理にフォームを作り込むことではありません。
- クラブを強く握りすぎない
- 手首を柔らかく、クラブを主役にする
- ステップやハーフスイングで感覚を身につける
この3つを意識すれば、自然と軌道は改善され、ストレートで力強いボールが打てるようになります。
ゴルフは再現性のスポーツ。小さなスイングで正しい感覚を覚え、それをフルスイングに広げていくことが、長くゴルフを楽しむための近道です。
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