トータルゴルフフィットネス ゴルフコーチの荒谷です。
ゴルフスイングで「下半身が大事」とはよく言われますが、実際に“どう動かせば良いのか”を理解している方は意外と少ないものです。
特に多くのゴルファーが見落としがちなのが「膝の使い方」。
インパクトの瞬間、膝が近づいてしまうことで腰が前に出て上半身も突っ込み、アウトサイドインのスイング軌道になりやすくなります。結果としてスライスや飛距離ロスが起こるのです。
一方で、膝と膝の距離を適切に保てると、体重移動と回転がスムーズになり、スイング軌道が安定。クラブスピードも自然に上がり、芯を捉える確率がぐっと高まります。
今回は、この「膝の距離関係」を正しく保つための具体的な改善ドリルをご紹介します。
文章だけではイメージが難しい部分もあると思います。
実際の膝の動き方や改善のコツは、動画で見ると一目瞭然です！
「膝の動きでスイングが変わる瞬間」をぜひ体感してみてください。
目次
ドリル紹介
■ドリル名
ミニバンド・ニーコントロールドリル
■目的（効果）
・膝の位置関係を安定させ、下半身の軸ブレを防ぐ
・スイング中の体重移動をスムーズにする
・アウトサイドイン軌道の改善、スライス防止
■手順
- ミニバンドを両足に通し、膝の少し上に装着します。
（バンドがない場合は、タオルを結んで代用可能です。） - 通常のアドレス姿勢を取り、ミニバンドが内側に引っ張る抵抗を感じましょう。
- バンドの引っ張りに負けないように、膝を外側へ軽く押し出すようにして構えます。
- その抵抗をキープしたまま、ゆっくりとインパクトまでスイング動作を行います。
- 慣れてきたら、インパクト時に右膝を軽く伸ばす動作を加えてみましょう。自然と骨盤が回転し、力強いインパクトが生まれます。
■ポイント
・膝の間隔をキープする意識を最優先にしましょう。
・膝が前に突き出ると腰も前に出てしまうため注意。
・最初は素振りで感覚をつかみ、慣れてきたらボールを打って確認するのがおすすめです。
・右膝を伸ばす動作は「押し出す」ではなく「自然に伸びていく」イメージで。
まとめ
膝の距離を保つことで、下半身の動きが安定し、スイング全体のバランスが整います。
結果として、スライスの減少・飛距離アップ・方向性の安定が期待できます。
「下半身の使い方が難しい」「膝が寄ってしまう感覚がある」方は、まずこのドリルから始めてみてください。
そして、実際の動きを動画でチェックしながら行うと、体の使い方がよりスムーズに理解できます。
👉 トータルゴルフフィットネス公式YouTubeチャンネルで実演動画を見る
www.youtube.com/@TotalGolfFitnessCH
継続して練習することで、あなたのスイングは確実に進化していきます。ぜひ今日から実践してみましょう！
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