「今までいいショットが打てていたのに、最近ずっとミスショットばかり出る・・・」
「クラブを変えて最初は良かったけど、最近全然いいショットが出ない・・・」
そんな経験ありませんか?
スイングもよくしっかり打っているのに何故か前のようなボールが出ない。
そんな時はシャフトの交換時期かもしれません。
目次
シャフトの役割
スイングの安定性向上(タイミグの調整)
- シャフトのしなり具合により、スイングのリズムやインパクトのタイミングが調整できます。
- ご自身にあったキックポイント(しなる場所)・フレックス(シャフトの硬さ)のシャフトを選ぶ事によってスイングがしやすくなります。
飛距離性能
- スイングで生まれた力を効率よくボールに伝えることで飛距離が出ます。
スイング中にシャフトがしなる事でインパクトの時にシャフトがしなり戻ります。この、「しなり戻り」が起きることで飛距離が出ます。
シャフトが力を増幅してくれるのです。
方向性とボール高さ
- シャフトの特性によりボールの弾道を上がりやすくしたり、低い弾道に変えることもできます。
- シャフトのトルク(シャフトの捻れ)や自分にあったフレックスを選ぶ事により、ボールの方向性がよくなる
以上の3つがシャフトの役割になります。
シャフトを選ぶ基準とは?
ヘッドスピード
ヘッドスピードに伴い使用するシャフトのフレックス(硬さ)が変わります。
L(レディース)・・・30m /s以下
A(アベレージ)・・・30〜35m /s
R(レギュラー) ・・・35〜40m /s
SR(スティッフレギュラー)・・・40〜43m /s
S(スティッフ)・・・43〜47m /s
X(エクストラスティッフ)・・・47 m /s以上
※ドライバーのヘッドスピード
(メーカーごとに硬さが異なるため、あくまで目安になります。)
スイングタイプ
スイングのテンポやリズムによってシャフトのキックポイント(シャフトがしなる場所)やシャフトのトルク(シャフトの捻れる度合い)の好みが変わります。
トルク→シャフトのしなりやすさや、ボールの捕まりやすさに影響します。(キックポイント)
スイングスピードや切り返しのタイミングの傾向によりトルクの数値や、キックポイントの違うシャフトを使う事により、スイングのしやすさが変わります。
求める弾道(球の高さ)と飛距離性能
ご自身が求めるボールの高さに合わせてキックポイントを選ぶ事により理想のボールに近づきます。
自分のスイングにあったシャフトを使う事でスイングが安定し、ミート率が安定することで飛距離アップが目指せます。また、シャフトの長さを調節する事により飛距離が上がります。
ドラコン選手のように飛距離を求めるならいつも使っているシャフトより柔らかいシャフトや同じフレックスでも、柔らかいシャフトを使う事によって飛距離性能は上がります。
方向性
シャフトの長さ、重さ、キックポイント、フレックを調整することにより方向性が安定します。
基本的に方向性を上げたい時は、いつも使っているシャフトのフレックスより硬めか、同じフレックスでも硬いシャフトを使う事によってミート率が高くなる傾向にあります。
スチールシャフトとカーボンシャフトはどっちがいいの?
シャフトの材質の違いにより特性が変わります。
スチールシャフトの特性
材質が鉄になるので重くて柔らかい特徴があります。シャフトのトルクはカーボンシャフトよりも低いので安定した弾道と方向性が見込めます。
カーボンシャフトと比較すると重く柔らかいシャフトになりやすいのがスチールシャフトの特性になります。また、柔らかい特性があるのでボールを打った衝撃を吸収してくれるので怪我の予防にもなります。
カーボンシャフトの特徴
材質がカーボンになるので軽くて硬い特徴があります。カーボンシャフトはトルクが高くミスヒットに強くボールが捕まりやすい傾向にあります。
スチールシャフトと比較すると硬く軽いシャフトになりやすいです。また、製造過程で薄いカーボン繊維をたくさん巻きつけるのでシャフトの剛性を自由に変えられる特徴があります。それによりキックポイントを自由に変えることができます。
基本的にはウッド系のシャフトは種類が多く多彩なキックポイントのあるカーボンシャフトを私はおすすめしますが、ショートウッド(7番・9番ウッドなど)でボールが吹けるとお困りの方は、スチールシャフトを検討してもいいかもしれません。
アイアンに関しては、スチールシャフトを使う場合は基本的に振れる範囲で硬く重いものがいいと言われます。しかし、スイングのタイプや切り返しのタイミングなどで振りやすさが変わるのでそこも考慮してシャフトを選んでもいいと思います。
また、カーボンシャフトは構造上シャフトが厚くなるので同じフレックスのスチールシャフトと比べても硬く感じやすい傾向にあります。
シャフトの交換時期とは?
シャフトの交換時期は一般的には5〜10年と言われます。
しかし、保管状況や使用頻度により交換時期はさらに早くなります。毎日練習するプロゴルファーは劣化が早く1年長くても2年弱程でシャフトを変えるプロが多いです。
また、スイングを改造してスイングリズムが変わった時にシャフトが合わなくなることがあります。
シャフトの交換のサインとは?(シャフトの寿命の見極め方)
シャフトの傷やサビ
シャフトの傷やサビはシャフトの強度を下げる原因になります。
シャフトが柔らかくなったと感じる
本来のシャフトの硬さがなくなり、クラブが柔らかく感じるとシャフトの劣化が進んでいます。
打感の変化
打感が悪く感じる、打感が変わったと感じることがあれば劣化が進んでいるかもしれません。
スイングの改造
スイング改造に伴って切り返しのタイミングが変わったり、スイングスピードが上がったりした場合にはシャフトの変更が必要になります。
合わないクラブを使ってスイング改造やそのまま練習を行うとホームが固まらなかったり変な癖がついたりすることもあります。
この4つの中で1つでも当てはまれば交換のタイミングです。
まとめ
シャフトを選ぶ時は、ご自身のスイングスピードや切り返しのタイミングを知りどんなボールが打ちたいのか、どんなミスの傾向があるのかを考慮して選ぶことが大切になります。
自分のスイングに合ったキックポイント・フレックス・クラブヘッドとの相性を考慮してシャフトを選んでみてください。基本的にはボールを打ってそのシャフトの振り感とヘッドとの相性を考慮して、選ぶことが大切になります。
シャフトが劣化している場合は、同じシャフトでも、新品に変えるだけでいい結果を出す場合もありますのでご自身のクラブを見直してみてください
シャフトを変える際はフィッティングなどで専門家のアドバイスを聞きながらご自身にあった振りやすく、ミス傾向にあったシャフトを使うとスコアアップに繋がります。
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