スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第587回 スイングがプロの感覚になる練習器具が実はある!?

トータルゴルフフィットネス トレーナーの小宮です。

皆さんはゴルフの練習グッズを取り揃えたりしていますか。
スイングの悩みに対してのグッズが様々ある中で実際に自分に何が適しているのか選択するのはとても難しいと思います。
そこで今回は当クラブでオススメしている練習器具・トレーニンググッズをご紹介させて頂きたいと思います。

今回ご紹介するのはゴルフ界でも大人気のある道具です。
この道具たちをTGF流の使い方も交えてご紹介させて頂きます。

動画にて詳しく道具を紹介していますので合わせてご覧ください。

グッズ紹介 〜 辻村棒 〜

まずご紹介するのは『 辻村棒 』というグッズです。

これは名前の通り、上田桃子プロなどを指導している「 辻村明志コーチ 」が開発した道具になっているためこの名前が付けられています。
HPにもゴルフスイングで大切な身体のローテーションを促してくれる練習器具ですと表記されています。
手が身体の中心から離れずに身体を捻る動きを可能にするため腹斜筋の活動を促し、体幹を使ったスイングを可能にすることができる練習器具です。

このグッズはトレーニングの一部としても活用しています。
何パターンかトレーニングの方法があるのでご紹介します。

トレーニング方法1

上半身と下半身の分離の動きを最大限に可能にしていく動きを行なっていきます。

  1. 椅子に座り辻村棒を構えます
  2. 右に身体を捻ります
  3. 左に身体を捻ります
ポイント
・辻村棒が身体から離れないように行います

トレーニング方法2

2つ目は少しだけレベルアップをしていきます。

  1. 両膝立ちになり辻村棒を構えます
  2. 右に身体を捻ります
  3. 左に身体を捻ります
ポイント
・下半身が左右に動かないように行います

両膝立ちの動きの時は下半身の動きが固定されていない状態になります。
ここでお尻を左右に振るような動き、軸ブレが起きやすくなるので注意してください。
肩の回し方も少し縦方向に上げてあげるとより腹斜筋の活動を促すことができ、より理想の動きに繋がります。

トレーニング方法3

3つ目は辻村棒+チューブ負荷をかけていきます。

  1. 両膝立ちもしくはアドレスになり辻村棒を構えます
  2. ハンドルと一緒にチューブを持ち横から引っ張ります
  3. チューブを引っ張りながら身体を回します
  4. 反対側も同様に行います
ポイント
・身体が左右に流れないように行います

最後はチューブを用いてのトレーニング方法です。
チューブを使わない場合動きの確認良い感覚入力を鍛えるだけなのですが、チューブでの負荷をかけることによってより体幹の筋肉が動員されトレーニングの要素が大きくなります。
腹斜筋の動員数が増えることによって動きの習得も早くなります。
負荷を加えた状態で行うと、身体の横へ逃げる動きが加わりやすくなりますので、フォームに最大限注意して行うようにしてください。

最後に辻村棒を外した状態でスイングの動きをしてみましょう。
お腹周りにしようした感覚が感じられると思います。
このようにして辻村棒をしようしていきましょう。

グッズ紹介 〜 GETAWAY 〜

次にご紹介するのは『 GETAWAY(ゲッタウェイ) 』というグッズです。

GETAWAYは「 正しく効率の良い身体の動きを身につける 」ために開発されたグッズです。
スウェーや様々なエラーを解消し、発見できスイングの安定性がグッと上がります。これに乗れば下半身の動きが断然良くなると言われています。

当クラブでもフットワークの習得体重移動を促す時に使用することが多々あります。
それではGETAWAYの使用方法もご紹介させて頂きます。

トレーニング方法1

最初は動きの制限が一番少ない上で身体を動かすことに慣れていきましょう。

  1. GETAWAYを適切な幅で置き両足を合わせて乗せます
  2. 右足は踵に左足は爪先に体重をかけます
  3. 逆側に体重をかけます
  4. 2-3をスムーズに繰り返します
ポイント
・道具を使用している際に身体が横に大きくブレないように行います

トレーニング方法2

続いては先ほど行った動きに手の動きも加えていきましょう。
この複合動作の中で動きをスムーズに行うことが重要です。

  1. GETAWAYを適切な幅で置き両足を合わせて乗せアドレスの姿勢を作ります
  2. 先ほどと同様に足を交互に動かします
  3. 手を身体の前に伸ばし足の動きと合わせて左右に振ります
ポイント
・上半身と下半身のタイミングが崩れないように行います

GETAWAYではフットワークを意識するだけで骨盤が連動し効率の良い身体の動きを実現することが可能です。
まずはフットワークから練習をし、動きのスムーズさが出てきたら腕と身体の動きをつけて練習、その後実際にクラブを使いながらボールを打つ練習を行うと良いと思います。
GETAWAYでも使用後にグッズから降りて実際にスイングをしてください。
この工程をしっかり踏むことで運動学習を効率よく行うことができます。

最後にスペシャルトレーニングのご紹介です。
今回ご紹介した2つのグッズを同時に使ってみましょう。

辻村棒で上半身の動き、GETAWAYで下半身の動き。
この2つを同時に使うことで上半身と下半身の連動性をより高めることが出来ます。
そしてプロゴルファーの綺麗なスイングの身体の動きを体験することが出来ます。

まとめ

今回はTGFでも実際に大活躍しているトレーニング兼練習器具のご紹介をさせて頂きました。
動きの変化を出すためにはまずは認知することが重要です。
「この動きのスイングがいいのか」と、これらのグッズを使って体感して下さい。
プロゴルファーの動きに近しい動きを体感することが出来ます。
感覚から変えて理想のスイングを目指していきましょう。

理想のスイングを目指すために!

トータルゴルフフィットネスでは、ゴルファーの願いを最短で叶えるために、トレーナーとコーチが連携してカラダのチェック・スイングのチェックを行います。
『カラダの問題点』『ゴルフスイングの問題点』を明確にし、効率的なゴルフスイングを身につけるための提案を行います。
ゴルフレッスンだけではなかなか修正が難しかったフィジカル面の課題もゴルフ専門のトレーナーがしっかりと見極めて改善へ導きます。



小宮 諒
トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。
在学時に地域密着型スポーツクラブを選択し、ジュニアから高齢者、アスリートなど幅広いお客様の評価、トレーニング指導を経験し様々な痛みやパフォーマンスアップを担当。
その人に合ったトレーニングを提供することによりゴルフの結果だけでなくトレーニングの楽しさや素晴らしさ、変化などを実感してもらえることをテーマにしている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
小宮 諒
小宮 諒

東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。在学中に地域密着型スポーツクラブを選択し、ジュニアから高齢者、アスリートなど幅広いお客様の評価、トレーニング指導を経験し様々な痛みやパフォーマンスアップを担当。その人にあったトレーニングを提供することによりゴルフの結果だけではなくトレーニングの楽しさや素晴らしさ、変化などを実感してもらえることをテーマにしている。

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