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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

ゴルフピラティスでスコアが変わる呼吸法|体幹とスイング軸・メンタルを安定させる

ピラティスは、呼吸とエクササイズを同時にコントロールしながら行うことでコアを活性化し、呼吸筋も一緒に使われるため、インナーマッスルを効率よく鍛えることができます。
そんなピラティスのレッスンを続けていく中で、お客様から「最近、呼吸とゴルフには密接な関係がある気がする」というお声をいただくことが増えてきました。
そこで今回は、その「呼吸とゴルフの関係」について、ピラティスの観点からコラムにしていきたいと思います。

呼吸とゴルフ

ゴルフはメンタルスポーツ、とよく言われますが、そのメンタル面と深くつながっているのが「呼吸」です。

呼吸が浅く・速くなると

  • 交感神経が優位になり(いわゆる緊張モード)
  • グリップが強く握りすぎになる
  • スイングテンポが速くなり、打ち急ぎが増える

といった状態を引き起こしやすくなります。

逆に、正しい呼吸ができていて、呼吸がゆっくり・深く・安定していると

  • 体幹の安定が高まり
  • スイング中の軸がぶれにくくなり
  • プレッシャーのかかる場面でも落ち着いてルーティンをこなせる

という、ゴルファーにとって理想的な状態をつくりやすくなります。

「正しい呼吸」で使われる筋肉とコアの関係

ここでいう正しい呼吸とは、胸だけを上下させる浅い呼吸ではなく、
横隔膜や肋骨まわりがしっかり動き、体幹の奥の筋肉も一緒に働く呼吸です。

このとき主に使われるのが、

  • 横隔膜(おなか側の主な呼吸筋)
  • 腹横筋
  • 骨盤底筋群
  • 多裂筋

といった「呼吸筋+インナーユニット」と呼ばれる筋群です。

正しい呼吸のポイント

  • 吸うとき:お腹が360°ふくらみ、胸郭が広がるイメージ
  • 吐くとき:肋骨をしぼりながら、お腹(特に下腹部)をうすく引き込んでいく

この「呼吸+コアのコントロール」をエクササイズとセットで繰り返すことで、

  • 体幹が“自然に”安定した状態
  • 背骨や骨盤がニュートラルな位置を保ちやすい状態

が身についていきます。

これがそのまま、
アドレスの安定感やフィニッシュでのバランスの良さに結びついていきます。

ゴルフにどう活きる?

① アドレスの再現性が高まる

正しい呼吸が身についていると、呼吸するときに

  • 骨盤の前傾・後傾のコントロール
  • 背骨の自然なS字カーブ
  • 足裏の重心バランス

が整いやすくなります。

その結果、毎回のアドレスで
「今日は前のめり気味」「今日は妙に起き上がっている」
といった日替わりのブレが減り、同じ構えに入りやすくなるのが大きなメリットです。

② スイング中の“軸ブレ”が減る

正しい呼吸でコアが働いていると、スイング中に

  • 腰だけが反りすぎる
  • バックスイングで上体が流れる
  • インパクトで起き上がる

といった動きが起こりにくくなります。

いわゆる「飛ばそうとした瞬間にフォームが崩れる」状態を、
内側から支えてくれるのが呼吸+コアの働きです。

③ 緊張場面での“落ち着くスイッチ”になる

レッスンの中で正しい呼吸を意識して動いていると、普段から

  • 「今、自分は吸っているのか・吐いているのか」
  • 「息の長さはどうか」

に自然と注意が向くようになります。

この習慣ができてくると、

  • OBのあとに呼吸でリセットできる
  • ショートパットの前に、ひと呼吸で力みを抜ける
  • 最終ホールでも、呼吸を使っていつものリズムに戻せる

といった形で、自分で自分を整える術として機能してきます。

呼吸改善エクササイズ

今回は呼吸を改善するエクササイズを2つご紹介します。

背中側に空気を入れるエクササイズ

お腹を360°膨らませようとした時に圧倒的に背中側に空気が入りにくい方が多いです。

そんな方におすすめのエクササイズです!

  • 下のポーズを取る↓

  • そのまま肘をついて背中を丸めながら呼吸を繰り返します。背中側が膨らむように呼吸してみてください。

※吸うときに丸まりが無くなってしまう方が多いので注意!

胸に空気を入れるエクササイズ

「胸には空気がたくさん入る!」そんな感じがしている方、腰をそらせていませんか?入って欲しい部分を開くエクササイズがこちらです!

  • うつ伏せをとる

  • 胸の下あたりまで起き上がり、そのまま呼吸を続ける。胸の上の方に空気がはいるように呼吸できるといいです。これ以上起き上がると腰が反るため注意してください。

※肩がすくんで首が短くならないように首は長いまま頑張ってください!

いつものエクササイズの中に呼吸を組み合わせてみましょう!

キャット&ドッグ

背骨の柔軟性向上やコントロールを行うエクササイズですがこれに呼吸をプラスすると更に柔軟性やコアの活性に関係していきます。

  • 四つ這いの姿勢をとる。(吸って準備)

  • 吐きながら体を丸めていく。

  • 吸いながら胸を反らせていく。

まとめ

ピラティスは、呼吸とエクササイズを一緒にコントロールしながら行うことで、
コアを活性化し、呼吸筋を含むインナーマッスルを総合的に鍛えられるメソッドです。

その結果として、

  • アドレスの安定
  • スイング中の軸の安定
  • プレッシャーへの強さ

といった、ゴルフに直結する変化を感じてくださる方がとても多くいらっしゃいます。

「最近、呼吸とゴルフって関係ありますよね?」
そんな気づきを持たれた方は、すでに一歩先のゴルフに進む準備ができているのかもしれません。

これからもレッスンを通して、ピラティス×ゴルフの可能性を、皆さまと一緒に深めていければと思っています。

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秋山 優奈写真

秋山 優奈

3歳からクラシックバレエを始め、高校卒業後、NBAバレエ団スタジオカンパニーに在籍し数々の公演に出演。社会人経験を経て東京スポーツ・レクリエーション専門学校に入学。
在学中には解剖学、アスレティックリハビリテーション、運動生理学などトレーナーとしての基礎知識を学ぶ。
同時に、バレエダンサー時代に習っていたピラティスを使い身体の動きを改善出来たらと思い、BESJマットピラティストレーナー資格を取得し、バレエスタジオやヨガスタジオにてピラティスの指導も行う。
これまでの経験を活かしお客様の目的や身体にあったトレーニングを提供することでパフォーマンスアップや更に長くゴルフを続けることが出来る身体作りに貢献できるよう努めている。

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