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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第748回 ゴルフの飛距離を伸ばす鍵!地面反力の活用法とトレーニング!

「以前より飛ばなくなった…」
皆さんはそんな悩みを感じていませんか?

年齢とともに筋力や柔軟性が低下すると、どうしてもスイングのキレが落ち、飛距離も短くなります。さらに、力任せに振ろうとするとフォームが崩れ、かえって飛距離が落ちてしまうことも…。

実は、飛距離を伸ばすために『特別な筋力』『無理なスイング』は必要ありません。
プロも実践している『地面反力』をうまく使えば、身体に負担をかけずに、今よりもっと遠くへ飛ばせる可能性があります!

今回は地面反力とは何か、どのようにゴルフスイングに活かすのか、そして自宅できるトレーニング方法までを分かりやすく解説します!

1. 地面反力とは?ゴルフスイングへの影響

1.『地面反力』とは?

『地面反力』とは、地面を踏み込んだときに、地面から跳ね返ってくる『反作用の力』のことです。
例えばジャンプをするときを想像しましょう。まずは膝を曲げて地面を強く押しますよね。この時、地面を押した分だけ地面からも力が返ってきます。これが地面反力です。

この物理現象はスポーツ全般で利用されています。陸上の短距離選手が地面を強く蹴ってスタートダッシュするのも、野球のピッチャーが足で地面を蹴って投球するのも、同じ原理です。

ゴルフでも地面反力を意識的に使うことで、身体の回転スピードが上がり、ヘッドスピードが向上し、結果として飛距離アップが実現します!


2.なぜ『地面反力』がゴルフに必要なのか?

特に年齢を重ねると、筋力だけに頼ってスイングスピードを維持するのが難しくなります。
そこで重要になるのが、筋力ではなく『力の伝え方』です。

地面反力をうまく活用できれば、少ない力でも効率よく身体を回転させることができ、スイング全体が『省エネ』パワフルになります。

例えばジャスティン・トーマス選手のように小柄な選手でも、地面反力を最大限に使うことで、270ヤード以上の飛距離を出しているのはその証拠です!


2.『地面反力』を使ったスイングの特徴

地面反力を効果的に使うスイングでは、以下の特徴が見られます。

  • ダウンスイングでの『踏み込み』と『伸び上がり』
     ⇒ 左足で地面をグッと踏むことで反力が生まれ、その力で腰が回転し、上半身がスムーズに動き出します。

  • 足元からパワーを『連鎖的』に上へ伝える動き
     ⇒ 足→膝→股関節→体幹→腕→クラブという順番に力が連動していくことで、無駄なくヘッドにパワーが集まります。

  • いわゆる『トリプルエクステンション』
     ⇒ 足首・膝・股関節を同時に伸ばす動きです。これが地面反力を最大化する動作です。


3. 地面反力を活用するためのトレーニング

地面反力をスイングに取り入れるためには、以下のトレーニングが効果的です!

1. ヒップドライブスクワット

使用器具:ミニバンド(膝上に巻けるループバンド)

  1. ミニバンドを膝上に装着し、足は肩幅に開く

  2. スクワットをするようにゆっくりしゃがみ、そこから踵で地面を押して立ち上がる

  3. お尻を後ろに引き、地面をしっかり踏み込む意識を持つ

 回数:10回 × 3セット(休憩30秒)

 ポイント:

 ・踵で地面を押す感覚を覚え、踏み込んだ反力を上半身に伝える動きが習得できる

 ・股関節主導の動きになるため、スイング時の伸び上がりも抑制できる

2. ランジジャンプ

  1. 足を前後に大きく開く

  2. 前脚のかかとでしっかり地面を押し、真上にジャンプする

  3. 空中で足を入れ替え、着地と同時に反対脚でランジ姿勢に入る

  4. お尻はしっかり後ろに引き、地面を踏み込む意識を持つ

    回数:10回 × 3セット(休憩30秒)

    ポイント:

    • 踵で地面を押す感覚を覚え、踏み込んだ反力を上半身に伝える動きを学習する

    • 股関節主導の動きになるため、スイング時の伸び上がりも抑制できる

3. ステップスイングドリル

  

使用器具:クラブ(7番アイアン程度)を用意し、素振りスペースを確保

  1. 足を閉じたままバックスイングをする

  2. 切り返しのタイミングで、左足を一歩踏み出す(ターゲット方向にステップ)

  3. 同時に左足で地面を踏み込みながらスイング

  4. フォローまでしっかり振り抜く

回数:10〜15スイング × 2セット(実際にボールを打ってもOK。ただし最初は素振りを推奨)

 ポイント:

 ・ステップという動作を加えることで、『踏み込む→押す→回る』動作を意識せずに習得できる

 ・左足に体重が乗った瞬間、地面を押し返す反力が腰〜胸〜腕へと連動していく

  =左足で地面を『捕まえる』感覚が身に付く!

 ・止まることなく動き続けることでリズムが良くなり、スイングの流れが滑らかになる

 

4. 地面反力を活用する際の注意点

地面反力を意識するあまり、以下のような誤った動作に注意が必要です。

  • 膝を無理に伸ばす地面を踏まずに膝を伸ばすと、スイングの安定性が損なわれます。

  • アーリーエクステンション早期に身体が起き上がると、ミート率が低下します。

正しい地面反力の活用には、踏み込んだ結果として『膝が自然に伸びる』ことが重要です!

5. 地面反力を体験してみませんか?

地面反力の感覚を実際に体験したい方は、トータルゴルフフィットネスの体験トレーニングにご参加ください!専門のトレーナーが、あなたのスイングを分析し、最適なトレーニングを提案します!

飛距離アップを目指すなら、まずは地面反力を体感してみましょう!

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

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池田 裕介

東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。米国のアスレティックトレーナーやストレングスコーチの必須資格とも言われている NASM-PES や MBSC-CFSC を取得。その後、都内フィットネスジムでは店舗管理や新店開発などトレーナー以外のマネジメント業務も行う。現在、トータルゴルフフィットネスでは「セルフマネジメント能力のある選手づくり」をテーマにジュニアゴルファーからプロゴルファーからまで幅広く指導している。

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