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スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

あなたのスイングを変える「良い振り遅れ」と「悪い振り遅れ」の違いとは?

「振り遅れでスライスが止まらない、飛距離も落ちた…」
もしあなたがこの悩みを抱えているなら、それは単なる技術の問題ではありません。実は身体の使い方の根本的な誤解が原因です。
ゴルフ専門トレーナーとして数千人のシニアゴルファーを指導してきた経験から断言します:振り遅れには「良い振り遅れ」と「悪い振り遅れ」があり、この違いを理解することで、あなたのゴルフは劇的に変わります。

振り遅れとは何か?2つのタイプを完全理解

悪い振り遅れ「腕の振り遅れ」

症状の特徴:

– スライスが頻発する
– ダフリが多くなる
– 身体が起き上がってしまう
– 飛距離が大幅に落ちる

メカニズム:
ダウンスイングで腕が身体の中心から大きく外れ、身体はフォロー側へ回っているのに腕だけが置き去りになってしまう状態です。この形になると、遅れた分を取り戻そうとして早めにリリースしてしまい、これが「アーリーリリース」と呼ばれるダフリの原因となります。
さらに深刻なのは、ダフリを避けようとして無意識に身体が起き上がってしまうことです。これは身体が「このまま前傾を維持するとダフる」と感じ取っているサインなのです。

良い振り遅れ「クラブの振り遅れ」

症状の特徴:

– 自然なタメができる
– 前傾姿勢を維持できる
– 方向性が安定する
– 効率的な飛距離が出る

メカニズム:
腕は身体とほぼ同調して動きますが、クラブヘッドが遅れてくる状態です。クラブが身体と腕の動きに置き去りにされることで、いわゆる「タメ」ができる理想的な形になります。
この振り遅れは、特に起き上がり癖のある方におすすめで、身体をしっかり前傾させたままスイングできるようになります。

なぜ振り遅れが起こるのか?身体的な根本原因

体幹の安定性不足
多くのシニアゴルファーが抱える問題は、体幹の筋力低下です。体幹が不安定だと軸がブレて手打ちになりやすく、結果として腕の振り遅れを引き起こします。

肩甲骨の可動域制限
デスクワークや日常生活の姿勢により、肩甲骨周りが硬くなると上半身の回転が不十分になります。これが身体と腕の連動を妨げ、振り遅れの原因となります。

股関節の柔軟性と筋力不足
股関節の動きが悪いと下半身の安定性が損なわれ、上半身に頼ったスイングになってしまいます。これも振り遅れを引き起こす重要な要因です。

振り遅れ改善のための身体づくり戦略

正しいクラブの振り遅れを身につける方法

重要なポイント:

– クラブを振り遅れさせることは悪いことではない
– 腕の振り遅れを防ぎ、身体の回転と連動させることが重要
– 下半身を止めずに回し続けることが必須

実践方法:

– アドレス時の前傾角度を意識:身体をしっかり前傾させる
– 下半身の継続的な回転:止めずに回し続ける
– クラブヘッドの置き去り感覚:意識的にクラブを遅らせる

身体機能改善のための具体的エクササイズ

1. 体幹安定化トレーニング

プランク
30秒×3セット
– 体幹の安定性を高める基本トレーニング
– 肘とつま先で身体を支え、一直線を保つ

サイドプランク
各側20秒×2セット
– 側面の体幹筋を強化
– 横向きで肘と足で身体を支える

2. 肩甲骨可動域改善

肩甲骨回し
前後に各10回ずつ
– 肩甲骨の柔軟性を向上
– ゆっくりと大きく回すことを意識する

クラブプルダウン
10回×2セット
– 肩甲骨周りの柔軟性UP
– 背骨がまっすぐを意識する

3. 股関節強化・柔軟性向上

ランジストレッチ
各脚30秒×2セット
– 股関節の柔軟性と筋力強化
– 前後に大きく足を開いて実施

四つ這い股関節回し
各方向10回ずつ
– 股関節の可動域を広げる
– 大きく回すよう意識する

練習場での実践ドリル

基本ドリル

1. ハーフスイング練習
– 腰から腰の高さでのスイング
– クラブの振り遅れ感覚を養う
– 身体の回転を意識

 

2. 前傾維持ドリル
– 壁にお尻をつけてスイング
– 前傾角度の維持を体感
– 起き上がり防止に効果的

FAQ:よくある質問

Q: 振り遅れはどのくらいの期間で改善できますか?
A: 個人差はありますが、適切な身体づくりと練習を組み合わせることで、4-6週間で改善の兆しが見え、2-3ヶ月で大きな変化を実感できます。ただし、身体の柔軟性や筋力レベルによって期間は変わります。

Q: 振り遅れはスライスの原因になりますか?
A: はい、腕の振り遅れはスライスやダフリの主要な原因の一つです。クラブの振り遅れを意識し、身体の回転と連動させることで、これらの問題は大幅に改善されます。

Q: 年齢が高くても振り遅れは改善できますか?
A: もちろんです。むしろシニアゴルファーの方が、正しい身体の使い方を理解することで効率的なスイングを身につけやすい傾向があります。年齢に関係なく改善は可能です。

Q: 脱力は振り遅れ改善に効果的ですか?
A: はい、脱力はスムーズな身体の回転とタイミングを作るために非常に重要です。力みを減らすことで、自然なクラブの振り遅れが生まれやすくなります。

Q: 自己流で改善するのは難しいですか?
A: 身体の使い方は複雑で、間違った練習を続けると悪い癖が定着する可能性があります。専門トレーナーによる身体チェックと指導を受けることで、効率的に改善できます。

Q: 振り遅れ改善に特別な道具は必要ですか?
A: 基本的には必要ありません。ただし、身体づくりのためのトレーニング用具(バランスボール、ストレッチポールなど)があると、より効果的にエクササイズを行えます。

まとめ:振り遅れを克服して理想のスイングを手に入れる

振り遅れは身体の使い方の誤解から生まれる問題です。「悪い振り遅れ」と「良い振り遅れ」の違いを理解し、適切な身体づくりを行うことで、飛距離と方向性の両方を改善できます。

重要なポイント:

– 正しい理解:振り遅れには2種類あることを知る
– 身体づくり:体幹、肩甲骨、股関節の機能向上
– 継続的な練習:適切なドリルの反復実践
– 専門指導の活用:効率的な改善のために

もし本気でスイングを変えたいなら、ゴルフに特化した専門トレーナーの指導を受けることをお勧めします。身体の動きを詳しくチェックし、あなたの身体の特徴に合わせた改善プログラムを提供できます。
無理な勧誘は一切ありませんので、まずは気軽に体験にお越しください。あなたのゴルフライフがより楽しく、充実したものになることを心から願っています。

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

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谷崎 美樹写真

谷崎 美樹

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。
ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。

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