利用者様
予約

スタッフコラム
「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

ゴルフ後の疲れをとるためにやっておきたい6つのストレッチ

18ホールを回り終えた後、「体が重だるい」「翌日まで疲れが残っている」と感じることはありませんか?ゴルフは見た目以上に全身を酷使するスポーツで、特にスイングの繰り返しによって肩・腰・股関節まわりの筋肉が緊張しやすくなります。そのまま放置すると疲労回復が遅れるだけでなく、体の柔軟性低下次回プレー時のパフォーマンス低下につながってしまいます。

今回は、ゴルフ後の疲労を効率よく取り除き、翌日に疲れを持ち越さないための6つのストレッチメニューをご紹介します。どれも自宅で簡単にできる内容なので、ラウンド後や入浴後のリラックスタイムに取り入れてみてください。

なぜゴルフ後のストレッチが重要なのか?

ゴルフのスイングは片側中心の回転運動で、通常の生活ではほとんど使わない非対称の動きが特徴です。これにより以下の問題が発生しやすくなります。

筋肉の疲労蓄積

  •  スイングの反復で特定の筋群に負荷が集中
  •  乳酸などの疲労物質が筋肉内に蓄積
  •  血流が悪くなり、回復が遅れる

筋肉の緊張・硬化

  • 長時間の集中により筋肉が収縮したまま固まる
  • 可動域制限でスムーズな動きができなくなる
  •  翌日の筋肉痛や関節痛の原因となる

自律神経の乱れ

  •  競技中の緊張状態が続く
  •  交感神経優位の状態が長時間継続
  •  質の良い睡眠を妨げる

ゴルフ後にストレッチを行うことで、筋肉をリラックスさせて血流を促進し、疲労物質の排出をスムーズにできます。さらに、副交感神経を優位にして質の良い睡眠につなげ、翌日の疲労感を大幅に軽減できます。

ゴルフ後におすすめの6つのストレッチ

1. 猫背改善ストレッチ

【やり方】
1. ストレッチポールを肩甲骨の下に横向きに設置します
2. 仰向けに寝て、手を頭の後ろで組んで頭と首を支えます
3. 胸を天井に向けて開くように、ゆっくりと体重をかけます
4. 1-2分間、深呼吸をしながらリラックスします

【効果・目的】
前傾姿勢が続くゴルフで丸まりがちな胸椎(背中の上部)を伸展させ、正しい姿勢を回復します。胸椎の可動域向上により肩甲骨の動きも改善し、次回のスイング時により大きなトップを作ることが可能になります。また、深呼吸による自律神経の調整効果も期待できます。気持ちの良いポイントをさがしながらやってみましょう。

 2. 広背筋ストレッチ

【やり方】
1. 四つ這いの姿勢になります
2. 右手を体の左斜め前方に伸ばし、可能な限り遠くに置きます
3. お尻を軽く下げながら、脇の下から背中にかけて伸ばします
4. 30秒キープ後、反対側も同様に行います

【効果・目的】
ゴルフスイングで酷使される広背筋の緊張をほぐし、肩甲骨周りの可動域を回復させます。デスクワークが多い方にも効果的で、猫背改善肩こり解消にもつながります。フォロースルーで収縮した筋肉を効率よく伸ばすことで、翌日のスイングがスムーズになります。

3. 内転筋ストレッチ

【やり方】
1. 床に座り、両足を左右に大きく開きます
2. 膝をしっかり伸ばし、胸を張って背筋を真っ直ぐにします
3. へそを床に近づけるように、股関節から前に体を倒します
4. 30-45秒間、太ももの内側が伸びるのを感じながらキープします

【効果・目的】
ゴルフスイング時に下半身の安定性を保つために働く内転筋群をリラックスさせます。内転筋が硬くなると股関節の可動域が制限され、スイング軸のブレパワーロスの原因となります。しっかり伸ばすことで血流が改善し、疲労回復が促進されます。

4. 体側ストレッチ

【やり方】
1. 座位開脚の姿勢から、片膝を曲げ、曲げた側の腕を真上に伸ばします
2. 反対足のつま先を触るように、体を真横に倒します
3. 上げた手はできるだけ遠くへ伸ばすようにします
4. 30秒キープ後、反対側も同様に行います

【効果・目的】
ゴルフスイングで重要な体幹の回旋動作に使われる腹斜筋や肋間筋の緊張を和らげます。体側が硬いと上体の回転が制限され、飛距離ダウン方向性の悪化を招きます。このストレッチで体側をほぐすことにより、スムーズなスイングプレーンを維持できるようになります。

5. ふくらはぎストレッチ

【やり方】
1. 足を前後に大きく開きます
2. つま先の向が外に開かないようまっすぐに向けます
3. 後ろの足のかかとを床にしっかり押し付けるようにしたまま、体を前に倒していきます
4. ふくらはぎが伸びるのを感じながら30秒キープ
5. 反対の足も同様に行います

【効果・目的】
長時間の歩行とスタンス保持により疲労したふくらはぎの筋肉をリラックスさせます。ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれ、血液を心臓に送り返すポンプ作用があります。このストレッチで血流を改善することで、全身の疲労回復が促進されます。また、足首の柔軟性向上により、次回のスタンス安定性も向上します。

6. 腰ひねりストレッチ

【やり方】
1. 仰向けに寝て、両腕を横に大きく広げます
2. 右膝を持ち上げて、そのまま左側に倒します
3. 右肩は床から離れないようキープ
4. 30秒間、腰から背中にかけての回旋を感じながらホールド
5. 反対側も同様に行います

【効果・目的】
ゴルフで最も負担がかかりやすい腰部・胸椎の回旋動作で疲労した筋肉をほぐします。特にダウンスイングからフォロースルーで働く脊柱起立筋多裂筋の緊張を和らげ、腰痛予防に効果的です。股関節外側の筋肉も同時に伸ばされるため、下半身全体のバランス調整にも役立ちます。

より効果的にするためのポイント

タイミング

  • ラウンド終了後、できるだけ早い段階で実施
  • 入浴後の体が温まった状態がベスト
  • 就寝前に行うことで良質な睡眠効果も得られる

呼吸法

  • 深くゆっくりとした呼吸を意識する
  • 吐く息で筋肉の力を抜き、より深くストレッチする
  • 息を止めないよう注意する

強度調整

  • 「痛気持ちいい」程度の強度で行う
  • 痛みを感じる手前でストップし、無理をしない
  • 毎日継続することが最も重要

環境づくり

  • 静かでリラックスできる環境を選ぶ
  • 室温は少し暖かめに設定
  • アロマやヒーリング音楽で副交感神経を活性化

継続のコツと習慣化

簡単から始める

最初は3つだけ選んで実践し、慣れてきたら全種目に挑戦しましょう。完璧を求めず、「やらないよりマシ」の精神で継続することが大切です。

ルーティン化

「お風呂の後はストレッチ」のように、既存の生活習慣にセットすることで自然に継続できます。スマートフォンのアラームを活用するのも効果的です。

効果を記録

翌日の体調や疲労感を5段階評価で記録し、ストレッチの効果を実感することでモチベーション維持につながります。

まとめ

ゴルフ後の疲労を翌日に持ち越さないためには、使った筋肉をその日のうちにケアすることが重要です。今回紹介した6つのストレッチは、ゴルフで特に疲労しやすい部位を効率よくケアできる内容となっています。

毎日完璧にやる必要はありませんが、週に3-4回でも続けることで、体の柔軟性向上と疲労回復力アップが期待できます。「疲れにくい体」を作ることで、ゴルフのパフォーマンスも確実に向上します。今夜から、ぜひこのストレッチルーティンを取り入れて、より充実したゴルフライフを送りましょう!

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

詳しくはこちら

谷崎 美樹写真

谷崎 美樹

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー、柔道整復師。
ファンクショナルトレーニングで効率よくゴルフボディを作ることを得意としており、プロゴルファーからアマチュアゴルファー、ジュニアゴルファーまで幅広く指導中。また整形外科でリハビリテーションを担当していた経験から痛みのある方へのトレーニング指導も行っている。自身もゴルフが好きでベストスコアは70台。

スタッフ紹介へ

コラム一覧へ

まずはお気軽に体験から

TRIAL

見学、ゴルフレッスンのみ体験も受け付けております。
お気軽にお申し込みくださいませ。

詳しく見る

トータルゴルフフィットネス オンラインショップ
上部へスクロール