スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第228回 体幹と連動したスイングを可能にするための体幹トレーニングステップⅣ

体幹トレーニングのスペシャリスト小林和仁です。

体幹と連動したスイングで飛距離アップと再現性を高めるためのトレーニングステップⅣ、最終回は捻り動作における分離と同調のイメージ的トレーニングを紹介したいと思います。

スイングにおける下半身(骨盤)と上半身(肩や腕)の分離動作と同調動作は、体幹部の捻り動作が関係してきます。
トップからダウンスイング前半における分離動作では腹筋を捻る動きが、その後の同調動作では腹筋を固める動きが必要になります。

それでは分離と同調の動きを取り入れた体幹捻りのトレーニングを紹介しましょう!

「Vシットツイスト」-分離と同調-

両腕両脚を上げた姿勢(アドレスイメージ)から両腕をゆっくりと右に倒します。
ボールや軽いダンベルを持つと安定します。またはペットボトルでもかまいません。
この姿勢で、すでに腹筋は捻り状態にあります。

ここはスイングでいうトップの場面になります。
次に、脚を反対方向に出来るだけゆっくりと倒し、捻りが最大になったら戻します。
かなりきついですが3回繰り返しましょう。
ゆっくりと倒すことで捻りの窮屈さ、きつさを感じることができます。

腕は動かさず分離の動きを目指しましょう!

4回目は脚を最後まで倒してみましょう。
捻りが最大限になると以降は腕が同調して動くはずです。
ここの場面こそ、今回目指した分離と同調の動き、そして体幹と連動したスイングをイメージしたトレーニングです。

4回に渡ってお送りしました「体幹と連動したスイングを可能にするための体幹トレーニング」はいかがでしたでしょうか?

実際のスイングでは、体幹を意識して下半身や腕と連動させることはかなり難しいですね!
日頃のストレッチやトレーニングの中で体幹を意識して動かすこと、そしてコントロール出来るようになること、その意識や動きをスイングの中でも出来るようになることです。

今回紹介しました体幹トレーニングの体験をしてみたい方は、いつでも声をかけてください。

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小林 和仁
小林 和仁

長年、日本スキー界の第一人者として活躍する一方、オフシーズンのトレーニングの一貫として、ゴルフ歴も30年以上。スキーにおける卓越した体重移動テクニックをゴルフスイングにおける体重移動に応用するとともに、体幹部の動き、ひねりの動作等、「柔軟でスマートな身体の動き」をプロ・アマ問わず多くのゴルファーに指導。

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