スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第594回 ゴルファーのための食事学「ゴルファーのドーピングなぜいけないの?」

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
今回は『ドーピング』について考えていきたいと思います。

『ドーピング』皆さんはこの言葉の意味を知っていますか?
日本アンチドーピング機構(JADA)では、ドーピングを以下の様に明記しています。
「スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、
意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」

禁止薬物を使用することだけがドーピングと思われがちですが、
『ルールに反して競技能力を高めようとすること』
上記に該当する全ての行為がドーピングに該当します。
薬物の使用に関わらず、
・鍛錬を積む以外の方法で競技能力を高めようとすること
・何らかのルール違反について、自他共に知っていることがあるにも関わらず隠すこと
この全てがドーピングに含まれるのです。

ではなぜ、ドーピングは禁止されているのでしょうか。
今回はドーピングが禁止される理由を、3つの面から考えてみます!
① 健康を害する
② 社会への悪影響
③ スポーツの価値を損なう

1つずつ解説します!

『健康を害する』

ドーピングが禁止される理由として、真っ先に思い浮かぶのが健康への影響ではないでしょうか。禁止薬物の利用による健康被害は多数報告されています。
アスリートが最も多く使用するとされている筋肉増強剤は、筋肉量の増加を促す作用があります。しかし、同時に筋肉が二度と元に戻らない損傷を受ける可能性があり、摂取量によっては腎臓など臓器の機能低下を引き起こすことが挙げられます。
また重症なものでは、心筋梗塞脳梗塞のリスクが上昇する薬物も存在し、命に関わります。

『社会への悪影響』

多くの子供達が憧れる『プロゴルファー』。
プロのアスリートにとって、彼ら自身のプレーは自分だけのものではなく、社会に関わる『仕事』です。自分だけが勝てれば、良い想いが出来れば良いというのは、良い仕事とは言えません。全てのアスリートが、自身の行動が社会に大きな影響を与えることを自覚する必要があります。

『スポーツの価値を損なう』

スポーツの価値とは何でしょう。
・健康な身体作りを促進すること
・精神力を高めること
・挑戦すること
・周りを尊敬できること
上記以外にも様々な価値が挙げられますが、これらはルールの中で周りと正々堂々と戦うことによって生み出されます。
法律を違反しているかどうかに関わらず、他のプレイヤーと正々堂々戦う為に設けられたルールの下で、勝利することが求められます。

最後に、プロゴルファーの世界においても、もちろんドーピングは禁止です。
例として、JLPGAのホームページには「アンチ・ドーピング情報」のサイトがあり、「使用可能薬」のリストが掲載されています。薬剤を使用する際はご自身のかかりつけの医療機関に確認すると共に、下記も参考にしてください!
参考:https://www.lpga.or.jp/about/anti-doping/

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な値は変化します。
TGFでは、管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量を提案させていただきます。是非館内でお声掛けください!

引き続き様々な観点から、ラウンド中の栄養管理についてご紹介させていただきます!



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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