トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
今回は、夏を迎える前の今!学んでおくことが重要な『熱中症』についてです!
目次
『熱中症』は今から対策が必要
熱中症と聞くと『真夏』を想像する方が多いのではないでしょうか。
熱中症で緊急搬送される人数は、毎年温度の高くなる7月〜8月が最も多いとされています。ですが、意外にも人数が多いのが6月の初めです。この時期は身体がまだ暑さに慣れておらず、汗を上手くかくことが難しいことが挙げられます。また、気温自体はそれ程高くない日もある為、水分補給が不足し易いことも加わり、体温調節の困難な時期と言えます。
夏を迎える前に、今から熱中症対策を始めることが重要です!
『熱中症特別警戒アラート』
今年は例年よりも気温が上がることが予想されます。
例年までは『熱中症警戒アラート』のみが行われていましたが、今年は『熱中症警戒特別アラート』が実施されます。このアラートは、より深刻な健康被害が発生しうる場合において発令されます。過去に例のない広域的な暑さを想定したものであり、都道府県内において、全ての暑さ指数情報提供地点における最高暑さ指数(WBGT)が35に達すると予測される場合に発表されます。
つまり、熱中症のリスクが大幅に増大するため、地域社会、また各自で対策をしてください!というのがこのアラートの目的です。
『WBGT』が重要
WBGTは『気温』とは異なります。気温・湿度・輻射熱の3つの要素を用いた指標です。つまり、気温は単純な空気の温度のことを示しますが、WBGTはより体感的に感じる暑さを示します。同じ温度でも、地域によって湿度や環境が異なると、ヒトの感じる温度は変化します。この変化を表すことができるのが『WBGT』です。
熱中症は『情報』から予防する
熱中症予防というと、水分・栄養補給が浮かび易いかと思います。もちろん基本が水分補給であることに変わりありませんが、『情報』も熱中症予防の一つです。今回紹介したアラートは、事前に翌日の情報が発表されます。熱中症になり易い日であることが分かれば、
・屋外の活動を避け、エアコンの効いた、また風通しの良い室内で過ごす
・小まめに水分や栄養の補給をする
・体力の少ない方や子供、高齢者を周りが積極的に目にかける
等の行動を取ることができます。
ゴルファーの皆さんがラウンドをする上でも、
・涼しい時間帯のアーリーバードを活用する
・ハーフプレーで終える、または途中で十分な休憩が取れるゴルフ場を選ぶ
・氷嚢や氷を準備しておく
・目まいや吐き気を感じたらすぐに中止する
など、自分でできる事前の準備と、対策を考えておくことが重要です。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。 TGFでは管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量をご提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください!
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!