トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
今回は秋のラウンド中、捕食やおやつにおすすめな『干し芋』について、その魅力をご説明します！
干し芋は、さつまいもを蒸し、切り分けてから乾燥させて加工します。よって、原材料はさつまいものみとシンプルな食品です。ドーナツなどのお菓子と比べて、素材のみの甘さがあり、少量で食べ応えがあります。
原料となるさつまいもは今から収穫され、保管することで甘みが増します。その後10月以降の秋から冬にかけてが旬の食材として市場に出回ります。もうすぐ美味しさ、栄養素の質共に良い時期を迎えます。
ここからは、美味しさ以外のメリットについてご紹介します！
目次
ラウンド中の『エネルギー源』として有効
ラウンドは歩く為にも、ショットを打つ為にも、身体を動かす為の『エネルギー源』が必要です。身体はエネルギー源として炭水化物(糖質)や脂質、たんぱく質を使いますが、この中で第一選択、かつ最も効率が良いのが『糖質』です。そして干し芋は、このエネルギー源となる糖質を豊富に含みます。糖質を含む食品は様々ですが、ラウンド中の糖質補給として、持ち運びし易く、手軽に食べ易いのが干し芋です。
また、干し芋は『食物繊維』も豊富です。食物繊維は日本人において、通常の食事では不足し易いと言われます。よって、3食以外におやつとして補えると良いです。このことは、『GI値』と呼ばれる血糖値の上がり易さを示す指標にも関わります。干し芋はGI値が小さく、血糖値を上昇し難いと言えます。血糖値の急上昇・急降下はだるさや倦怠感を生みます。白米や砂糖に代表される高GI食品の摂取には注意が必要です。ラウンド中の糖質補給はさつまいもを含む低GI食品がおすすめです！
外的ストレスから身を守る『ビタミンE』
干し芋は『ビタミンE』を豊富に含みます。ビタミンEはストレスから身体を守る抗酸化作用を持つ『ビタミンACE』の一種です。様々なストレス(外的・内的なものを含めて、紫外線、大気汚染、睡眠不足など)から身体の細胞を守る働きがあります。ゴルフは紫外線を含む多くの外的ストレスに晒されます。ビタミンEを積極的に摂ることが、これらのダメージを軽減する効果がありおすすめです。
よく噛むことで『集中力』を維持する
干し芋の特徴として『よく噛む』必要があることが挙げられます。糖質を含む食品は、米や麺類を代表する様に柔らかい食材が多く、噛まずに飲み込んでしまうことが容易なものが多いと言えます。一方の干し芋はよく噛む必要があります。よく噛むという動作は集中力の維持に繋がりますので、ラウンド中におすすめの食材と言えます。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。 TGFでは管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量をご提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください!
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます！
