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「ゴルフボディを作る」

STAFF COLUMN

第640回 ゴルファーのための食事学『脂質を有効に活用しよう!』

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。

今回は三大栄養素の一つ『脂質』についてです。

脂質を有効に活用しよう! イメージ画像

ダイエットや減量を行う方にとって、何かと敵になり易い『油』

  • 太り易い
  • 身体に悪い


ゴルファーの皆さんも、この様なイメージを持っていませんか?
ですが脂質は、ゴルファーにとって欠かせない栄養素の一つです!

 

『脂質』とは?

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脂質は、炭水化物やたんぱく質と共に三大栄養素の一つとして、身体のエネルギー源となります。そのエネルギー量は1g当たり9kcalと、他の栄養素より多いことが特徴です(糖質やたんぱく質は4kcal)。脂質は体内で細胞膜ホルモンの材料になると共に、身体にとって効率の良い『エネルギー源』となります!

 

ゴルファーにとってのエネルギー源!

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ゴルフをする上でのエネルギー源と言えば糖質(グリコーゲン)が思い浮かぶ方が多いでしょう。しかし、身体が蓄えられるグリコーゲン量は2000kcal程度です。ゴルフをする上で一気に2000kcalを使うことは考えにくいですが、連日のトレーニングやラウンドなど、積み重ねによってグリコーゲンは消費されます。一方、脂質は身体に体脂肪として多く蓄えることができます。体重70kg、体脂肪率20%であれば、14kgの脂肪が身体に蓄えられています。エネルギー換算するとなんと12万6000kcal ものエネルギーです。これを使わない手はありません!

また裏を返すと、体脂肪を減らすには、グリコーゲンの消費量を超える摂取カロリー制限運動量が必要であることが分かります。体脂肪が多いことは、スイング時の身体の動かしにくさや、18H回る持久力に関わります。体型管理を行う上で、筋肉脂肪の比率を考慮することが重要です!

 

適正な摂取量!

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日本人の食事摂取基準2020では、男女共に脂質の摂取エネルギー比率を目標値20~30%と示しています。

脂質=食事中の『油』です。調味料としてのサラダ油やバター、メインとなる肉類や魚類、牛乳などの飲み物、野菜ではアボカドなど、目に見えない所にも脂質は隠れています。健康な身体作りを行う上で、ゴルフのパフォーマンスを維持する上で、揚げ物菓子類等の質の悪い油で脂質を補うのではなく、アボカドなどの良質な油を摂取できると良いですね。

 

ゴルファーのポイント!

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ゴルファーにとって、脂質の摂取がポイントとなるのはラウンド前・ラウンド中です。脂質は消化に時間がかかることから、消化器官である胃や腸の中に大量の脂質がある状態では、良いパフォーマンスを発揮することは難しいと言えます。炭水化物について解説をした際にも記述させていただきましたが、脂質の摂取はラウンド後がおすすめです。ラウンド前の栄養補給は、糖質を中心に行いましょう!

 

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標身体の状態によって適正値は変化します。 TGFでは管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量をご提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください!

引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!

ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。

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中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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