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STAFF COLUMN

「一生懸命振っても飛ばない」原因は“動く順番”だった|キネマティックシークエンス完全解説+4つのセルフチェック

「力いっぱい振っているのに、なぜかボールが飛ばない」
この悩み、実はスイングフォームの見た目だけを直しても解決しないことが多いです。

飛ばし屋と呼ばれるプロは、アーニー・エルス選手のように滑らかでも、ジム・フューリック選手のように個性的でも、スイングの見た目は本当に十人十色。
ところが、世界トップレベルのスイングデータを見ていくと、ヘッドスピードを効率よく上げるための“体が動く順番”だけは驚くほど一致しています。

その共通ルールが、今回のテーマである 「キネマティックシークエンス」 です。
キネマティックシークエンスとは一言でいうと、スイング中に体が動く正しい順番のこと。

特に重要なのは、トップからダウンスイングにかけて
世界レベルの選手は必ず、

下半身 → 胸(体幹) → 腕 → クラブ

という順番で動き出し、エネルギーをリレーのように受け渡していきます。
下半身で作ったエネルギーが、胸・腕へと伝わるたびに増幅し、最後にクラブへ“爆発的”に伝わる。
これが、力感以上にボールが飛ぶ人が持っている「飛ばしの仕組み」です。

逆に言えば、この順番が崩れると——

  • 力が途中で逃げる(エネルギーロス)
  • 腕主導になりやすい
  • タイミングが毎回ズレる
  • 当たりが薄い/曲がる
  • 振っているのにヘッドが走らない

といった状態になりやすく、「頑張っているのに飛ばない」に直結します。

では、なぜ多くの人がこの順番で動けないのか?
原因は大きく3つあります。

  1. スイングメカニズム(技術)の問題
  2. 自分に合わないクラブセッティング
  3. 身体制限(体の機能不全)

そして、現場で最も多いのが3つ目。
技術やクラブはもちろん大切ですが、そもそも体が“順番通りに動ける状態”になっていないと、どれだけ練習してもキネマティックシークエンスは再現できません。

そこで大事になるのが、次の4つの要素です。

  1. 股関節まわりの可動性(特に屈曲・回旋)
  2. 胸椎(上半身)の回旋可動域体幹の安定性
  3. 下半身・体幹の筋力/パワー(エンジンの出力)
  4. 下半身と上半身の分離能力(運動制御)(神経のコントロール)

この4つが揃うほど、下半身で作った力が途切れずに伝わり、結果として再現性の高いインパクトと飛距離アップにつながります。
ここからは、あなたの体にこの4要素が備わっているかを確認できる「セルフチェック(兼ドリル)」を紹介します。

 

文章だけだと「どこが動いて、どこを止めるのか」が分かりにくい部分もあります。
実際の動き・NG例・OK例は動画の方が一発で理解できますので、下記の動画も合わせてご覧ください。

 

エクササイズ紹介(セルフチェック&改善ドリル)

アドレス骨盤回旋テスト(股関節可動性&下半身分離チェック)

目的(効果)

  • 股関節まわりの可動性(特に回旋)を確認
  • 上半身を止めたまま、下半身主導で動かせるか(分離能力)を確認
  • キネマティックシークエンスの“始動(下半身)”の土台づくり

手順

  1. アドレス姿勢を作る(普段の前傾でOK)
  2. 両手を肩に当て、胸(上半身)をできるだけ止める
  3. 骨盤を左右にどれくらい回せるかチェックする(右回旋・左回旋)

ポイント

  • **お尻が左右にフリフリ動く(スウェイ)**のはNG
  • 体全体が一緒に回ってしまうのもNG
  • 「上半身を止めて、下半身だけ」で動かせるほど合格
  • まずは左右差がないかも確認(差が大きいと再現性が落ちやすい)

胸椎回旋テスト(上半身回旋チェック)

目的(効果)

  • 胸椎(上半身)の回旋可動域を確認
  • 下半身を固定したまま上半身が回れるかをチェック
  • 体幹が安定した状態で“胸→腕”へ力をつなぐ土台づくり

手順

  1. 椅子を用意し、浅めに座る
  2. 膝と膝の間はグー1個分開ける
  3. クラブ(またはスティック)を肩に当てる
  4. 下半身を動かさずに、上半身がどれくらい回るかチェック(目安:約45°

ポイント

  • 体が横にズレる(体重移動でごまかす)のはNG
  • 下半身が一緒に回ってしまうのもNG
  • 背すじは長く、呼吸を止めずに回す(息を吐くと回りやすい)

片脚ブリッジテスト(体幹&臀筋筋力チェック)

目的(効果)

  • 体幹の安定性+お尻(臀筋)の出力をチェック
  • 骨盤がブレない“エンジン”を作り、下半身の力を上へ伝えやすくする
  • インパクトでの当たり負け・腰の逃げの予防にも

手順

  1. 仰向けに寝て、膝を立てる
  2. お尻とかかとの距離はグー2個分
  3. 両足を閉じ、両膝もつける
  4. 前ならえ(腕を前)を作り、ゆっくりお尻を持ち上げる
  5. 右足を伸ばして10秒キープ → 戻す → 左足も同様に10秒キープ

ポイント

  • お尻が落ちる/骨盤が傾くのはNG
  • 体がグラグラ揺れる場合は、体幹の安定性不足のサイン
  • 反り腰にならないように、肋骨が開きすぎない意識で行う

アドレス上半身回旋テスト(上半身分離能力チェック)

目的(効果)

  • 下半身を止めたまま、上半身だけを動かせるか(分離能力)を確認
  • 「骨盤だけ回す」「胸だけ回す」など、スイング中の運動制御の土台づくり
  • キネマティックシークエンスの“胸→腕”の流れを作りやすくする

手順

  1. アドレス姿勢を作る
  2. 両手を肩に当てる
  3. 下半身を止めたまま、上半身(胸・肩)を左右にねじる

ポイント

  • ねじる途中で下半身が一緒に回る場合、分離能力不足のサイン
  • 膝・骨盤を“固定”する意識で、上半身だけを動かす
  • 小さくてもOKなので、正確に分離することを優先

まとめ

キネマティックシークエンスは、スイングを“形”で合わせる話ではなく、力が伝わる順番を整える話です。
そして、その順番を崩す最大の原因は「体が順番通りに動けない状態」=身体機能の不足であることがとても多いです。

今回のポイントはこの4つ。

  • 股関節まわりの可動性
  • 胸椎回旋+体幹の安定性
  • 下半身・体幹の筋力/パワー
  • 上下半身の分離能力(運動制御)

セルフチェックで「できなかった」としても問題ありません。
トレーニングで改善すれば、正しいキネマティックシークエンスが可能になり、プロのように効率よく遠くへ飛ばすスイングに近づけます。

闇雲に球数を増やすよりも、まずは“順番通りに動ける体”を作る。
今日紹介した4つのテスト(兼ドリル)から始めて、飛距離アップを狙っていきましょう。

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齋藤 晃成

トータルゴルフフィットネス所属パーソナルトレーナー
東京スポーツ・レクリエーション専門学校卒業。
在学中は、解剖学・運動生理学・バイオメカニクスなどを学び、外傷・障害の予防、パフォーマンスアップに興味を持ち、在学中に地域の方にパーソナルトレーニングを行っていた。
現在は肩こりや腰痛、競技のパフォーマンスアップなどお客様の目標に合わせた評価とトレーニンを実施してお客様をより良い状態にできるように努めている。

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