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STAFF COLUMN

筋トレでスイングは壊れる?年齢と飛距離の関係は?プロが答える「ゴルフと体」10の疑問

日々ゴルフの練習に励む中で、「もっと飛ばしたい」「後半のラウンドで疲れてしまう」「腰が痛い」といった悩みを抱えていませんか?

技術の向上には、その土台となる「体づくり」が欠かせません。しかし、ゴルフのための体づくりには、世の中に多くの誤解が溢れています。

今回は、皆様からよくいただく「ゴルフと体に関する10の疑問」に徹底的にお答えします。これを読めば、あなたのゴルフ観が劇的に変わるはずです!

Q1.筋トレをするとカラダが硬くなってスイングが悪くなりませんか?

A.それは大きな誤解です。正しい筋トレは「究極のストレッチ」になります!

「筋トレ=体がムキムキになって硬くなる」というイメージを持つ方は多いですが、それは誤りです。正しい筋トレとは、関節の可動域を大きく使い、筋肉がしっかりと伸ばされるように適切な重さで負荷をかけるもの。つまり、筋トレ自体がダイナミックなストレッチになっているのです。 正しく行えば、筋肉が柔軟に伸ばされて可動域が広がるだけでなく、その広がった可動域の中で「しっかりと力を発揮できる筋力」を獲得できます。大きくしなやかなスイングを作るために、正しい筋トレは非常に有効です。

Q2.体幹トレーニングってゴルフに本当に効果があるの?

A.「ただ固めるだけ」では意味がありません。力を「伝達」させることが重要です!

体幹トレーニングの代表格である「プランク」。これが何分できたとしても、それだけではゴルフの役には立ちません。なぜなら、ゴルフにおける体幹の役割は「力を発揮すること」ではなく、下半身で作った巨大なエネルギーを「腕やクラブへと伝達すること」だからです。 ただお腹をガチガチに固めるだけでは、エネルギーはスムーズに伝わりませんし、体を捻転させるスイングの動きを邪魔してしまいます。下半身からのパワーをスムーズにクラブへ届けるための「動ける体幹トレーニング」こそが、真のゴルフ上達に繋がります。

Q3.ゴルフが上手い人=身体の能力が高い人なんですか?

A.いいえ。上手い人は「持っている能力をスイングで使うのが上手い人」です!

身体能力がズバ抜けて高くても、ゴルフに活かせていない人はたくさんいます。逆に、突出した筋力がなくても、プロのように美しいスイングで飛ばす人もいます。 この違いは、「自分の持っている身体能力を、いかに上手くスイングという動作に落とし込めているか」です。もちろんベースの能力が高いに越したことはありませんが、今あなたが持っている能力を100%引き出し、「正しく使う技術」を身につけることがスコアアップの最短ルートです。

Q4.50代・60代になっても飛距離は伸ばせますか?

A.年齢で諦めるのは早すぎます!何歳からでも飛距離は伸ばせます!

「歳だから飛ばなくなった…」と嘆く方がいますが、飛距離を決めるのは年齢ではありません。確かに、筋力や柔軟性は年齢とともに徐々に低下しますが、適切なストレッチやトレーニングを行えば、何歳からでも体の状態(筋力・柔軟性)を向上させることは可能です。 さらに重要なのは「体の使い方」です。筋力や柔軟性を補う効率的な体の使い方をマスターすれば、50代・60代からでも自己ベストの飛距離を叩き出すことは十分に可能です。

Q5.ゴルフで腰を痛めてしまう人の共通点は何ですか?

A.真犯人は「腰」ではなく、「股関節」と「胸椎」にあります!

ゴルフの後に腰が痛くなる方は、「腰が悪い」と勘違いしがちです。しかし、実は股関節や胸椎(背中まわり)の動きが悪くなっていることが根本的な原因です。 本来回るべき股関節や胸椎が動かない分、腰が「代わりに無理をして回ろうと頑張りすぎてしまう(代償動作)」ため、腰に過剰な負担がかかって痛みが起きます。腰を揉むのではなく、股関節と胸椎の柔軟性を高めるストレッチを行うことが、痛みのないゴルフへの第一歩です。

Q6.ゴルフが上手くなるのに、筋トレは絶対に必要ですか?

A.全員に必須ではありませんが、「技術練習の限界」を突破するには必要です!

打ち込みの練習だけで上手くなる人もいますが、それだけではどうしてもカバーできない壁があります。以下に当てはまる方は、技術ではなく「体」にアプローチする(筋トレをする)必要があります。

  • ラウンドの後半になるとスイングが崩れる(疲れによるフォーム崩れ)

  • ダウンスイングで前傾姿勢がどうしても起き上がってしまう(姿勢維持の筋力不足)

  • もっと速く振りたいのに、出力する力が足りない

技術練習だけでは補えない「基礎体力・筋力」を底上げすることで、練習の成果が初めてコースで活きてきます。

Q7.飛距離を伸ばすなら最初に鍛えるべき筋肉はどこですか?

A.ズバリ「お尻(大殿筋)」です。ただしただ鍛えるだけではダメです!

飛距離アップの最大のエンジンは「お尻」です。下半身から地面に大きなエネルギーを伝え、地面からの反発力(地面反力)をもらうために、お尻の筋肉は非常に重要な役割を果たします。 しかし、ここでも落とし穴が。股関節が硬くて動かない状態でお尻だけを鍛えても、スイング中で「お尻の筋肉が使えない」状態になってしまいます。鍛えることと同時に、股関節を柔軟にし「スイングで使える状態にする」ことがセットで必要です。

Q8.カラダが硬く前屈で床に手がつきません。ゴルフは上手くなれせんか?

A.全く問題ありません。全身が柔らかすぎる必要はないのです!

「体が硬い=ゴルフに向いていない」と思っていませんか?実は、ゴルフに必要なのは全身の柔らかさではなく、胸椎・股関節・肩といった特定の部位が「スイングに必要な分だけ動くこと」です。 逆に、体が柔らかすぎるとスイング中の動きをコントロールできず、ミスの原因になることも多々あります。無理に体を柔らかくしようとする必要はありません。「自分が今持っている可動域」を正しくコントロールし、上手く使うスイングを目指しましょう。

Q9. スクワットをすれば飛距離は伸びますか?

A. スクワット「だけ」では飛びません。筋力を「スピード」に変換するプロセスが必要です。

Q9.スクワットをすれば飛距離は伸びますか?

A.スクワット”だけ”では飛びません。筋力を「スピード」に変換するプロセスが必要です!

スクワットは下半身の筋力を高める素晴らしいトレーニングであり、飛距離アップの強力な「土台」になります。しかし、飛距離を生み出すには、筋力だけでなく「パワー」や「スピード」が必要です。 スクワットで筋力が上がったら、次はそれを活かして「ジャンプトレーニング(パワージャンプ)」を取り入れたり、実際にクラブを速く振ってスピードを上げる練習へと繋げていく必要があります。この「変換作業」を行って初めて、スクワットが飛距離へと変わります。

Q10.カラダの左右差が大きいです。直した方がいいですか?

A.無理に全てを直す必要はありません。「問題を起こしている左右差」だけを改善しましょう!

そもそも人間の体は完全に左右対称ではありませんし、ゴルフスイング自体が極めて非対称な動きをするスポーツです。そのため、「左右非対称だからダメ」ということは決してありません。 重要なのは、その左右差が「体の痛み」や「スイングのしにくさ(スイングエラー)」に繋がっているかどうかです。悪影響を及ぼしている左右差であれば改善の必要がありますが、何も問題が起きていないのであれば、神経質に全てを左右対称に直そうとする必要はありません。

あなたのカラダはもっとゴルフに適した状態に進化できる!

今回ご紹介した10の疑問と回答を読んで、思い当たる節はありましたか?

「自分の飛距離が伸びない原因は筋力なのか、使い方の問題なのか?」 「腰痛の原因になっている股関節の硬さは、どうすれば取れるのか?」 「自分の体に合った『正しいトレーニング』とは何なのか?」

文章を読んだだけでは、自分の体を客観的に分析するのは非常に困難です。間違った自己流のトレーニングは、最悪の場合スイングを壊し、怪我に繋がってしまう恐れもあります。

我々「トータルゴルフフィットネス」は、ゴルフ専門の身体づくりのプロフェッショナル集団です。 最新の知見と圧倒的な実績に基づき、あなたの体の可動域、筋力バランス、スイングのクセを徹底的に分析。あなたにとって「今、何が一番必要なのか」を導き出し、遠回りしない最適なプログラムをご提案します。

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江澤 彬

スポーツの世界で様々な競技、チームでトレーナーとして関わり、甲子園出場校のトレーナーや女子プロゴルフツアー帯同トレーナーとして賞金女王のサポートなど行う。またパーソナルトレーナーとして多くの会社経営者、著名人、アーティスト、アスリートのサポートをしている。トータルゴルフフィットネスではテクニカルマネージャーとして「より長く、より上手く」をコンセプトにゴルファーの健康とパフォーマンスに貢献するサービスの提供と、選手育成担当として世界に通用する自己管理能力の高いアスリートゴルファー育成に尽力している。

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