第159回ゴルファーのための栄養学Vol.3 〜集中力を高める食事〜

皆さまこんにちは。

今回は、ゴルフや日常生活で役立つ「集中力」を高める食べ物についてお話しさせていただきます。

まず集中力を高めるためには、精神を安定させリラックスした状態にすることが大切です。そのために必要な栄養素は、レシチン・カフェイン・ポリフェノール・ビタミンB１などが挙げられます。

レシチン

大豆・卵黄・ピーナッツ・ごま油に多く含まれます。
レシチンには、脳の動きをサポートしたり神経を修復したりする働きがあります。そして脳の中でアセチルコリンに変わり、情報伝達をスムーズにします。そして精神を安定させイライラやストレスを解消し、集中力を高めるサポートをしてくれます。
その中でもピーナッツは、血糖値をゆるやかに上げる効果があり、ラウンド時の集中力の維持や小腹が空いた時の間食にオススメです。

カフェイン

コーヒー・紅茶・お茶に含まれます。
カフェインを摂取すると、ドーパミンやノルアドレナリンが分泌され、覚醒作用が起きます。それにより集中力が高まり、イライラ解消・やる気アップへと繋がります。また、カフェインと一緒に少量の糖分を摂取すると、さらに集中力が上がるといわれています。コーヒーに砂糖を入れたり（適量スティックシュガー3g）、ブラックコーヒーが好きな方はチョコや飴を一緒に食べることで効果が期待できそうです。
ですが血糖値が気になる方は、市販のカロリー0と表示されている天然甘味料を利用したり、血糖値上昇を抑える食べ物（ナッツ・ドライフルーツなど食物繊維やミネラルが豊富に含まれるもの）と一緒に摂るなど工夫してみてください。

ポリフェノール

チョコレート・カカオに多く含まれます。
チョコレートには赤ワインの２倍ポリフェノールが含まれています。甘い香りが集中力を高め、エネルギー補給にもなり、こまめに食べると効果的です。
また、ポリフェノールには紫外線や活性酸素を除去する働きがあります。これからの暑い時期、ゴルファーの日焼け対策としても役立ちます。

※ビタミンＢ1についてはVol.2をご覧下さい

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