ゴルフに筋トレは必要?年齢とともに考えるべきこと
「ゴルフに筋トレって必要なの?」 そう疑問に思う方も多いかもしれません。 特に50代以降のシニアゴルファーの中には、「筋トレで体が硬くなってスイングに悪影響が出るのでは?」と心配される方もいます。
結論から言うと、正しい筋肉を、無理のない方法で鍛えれば、飛距離アップやスイングの安定につながります。
年齢とともに筋力が落ちると、飛距離の低下やフォームの乱れにつながりやすくなります。筋トレは、そういった体の衰えを防ぎ、むしろ“楽に飛ばす”ための準備になります。
目次
ゴルフに関係する筋肉|特に大事なのは「腹斜筋」
腹斜筋とは、お腹の横にある筋肉で、「体をねじる動き」に深く関わっています。
ゴルフスイングでは、このねじる動作が非常に重要です。バックスイングで体をしっかり捻じり、ダウンスイングでそのひねりを戻す。
この動きに腹斜筋が関わっているため、腹斜筋の強さや柔軟性がスイングのパワーや安定感に直結します。
他にもゴルフで使う主な筋肉
体幹(お腹まわり):スイングの軸を安定させます。
広背筋(背中):トップの深さや肩の回転に関与。
大腿四頭筋・ハムストリングス(太もも):下半身の踏ん張りと体重移動を支える。
筋肉をバランスよく鍛えることで、フォームも安定し、ケガの予防にもつながります。
鍛えすぎ注意?ゴルフに不向きな筋トレとは
「ゴルフには筋肉はいらない」という声もあります。 これは、鍛え方を間違えると動きが鈍くなったり、可動域が狭くなったりするからです。
特に注意したいのが、大胸筋を鍛えすぎること。 大胸筋は胸の筋肉ですが、ここを厚くしすぎると、腕が前に引っ張られて肩が回りにくくなり、トップが浅くなる原因になります。
筋肉は「大きくする」のではなく、「動ける筋肉」にすることが大切です。
家でもできる!シニア向けゴルフ筋トレメニュー
以下は、道具なしで自宅でもできる、やや強度の高いゴルフ向け筋トレメニューです。
ツイストクランチ
目的: 体をひねる力を高めることで、バックスイングとフォローのねじり動作を強化。
やり方:
仰向けに寝て、両膝を立てる。
手を頭の後ろに添える(首を引っ張らない)。
上体を起こしながら、右ひじと左ひざを近づけるように体をひねる。
ゆっくり戻し、今度は反対側(左ひじと右ひざ)へ。
左右交互に繰り返す。
回数目安: 10〜15回 × 2セット(無理のない範囲で)
ポイント:
腹筋で動くことを意識し、反動を使わない。
首に力が入りすぎないよう注意。
タオルプルダウン(肩甲骨+広背筋活性)
目的: 背中を引く力をイメージしやすいトレーニング。肩周りの可動域改善にも。
やり方:
タオルを両手でピンと張って、頭上に持ち上げる。
息を吐きながら、肘を横に開いて下げていく(背中に引き寄せるように)。
首の後ろあたりまで下げたら、ゆっくり元の位置に戻す。
回数目安: 10回 × 2セット
ポイント:
動作中は背筋を伸ばしたまま。
肘を引くときに肩甲骨がよる感覚を意識する。
筋トレとスイング改善を両立するには?
筋トレは自己流でやると、フォームを崩す原因になることも。
特にゴルフの場合は、「どの筋肉をどう使うか」を理解しているトレーナーの指導を受けることで、効果が出やすくなります。
シニア世代であっても、適切なトレーニングと継続で飛距離が伸びたという例は多くあります。
よくある質問(FAQ)
Q. 腹斜筋は鍛えたほうがいいの?
A. はい、ゴルフスイングには欠かせない筋肉です。
腹斜筋は体をねじる・戻すという動作に深く関わるため、バックスイングとダウンスイングを安定させる役割があります。
鍛えることで飛距離アップやミスの減少に繋がることが多いです。
Q. 筋トレをするとスイングが硬くなりませんか?
A. 鍛える部位とやり方を間違えなければ、逆にスイングはスムーズになります。
Q. 筋肉をつけすぎると飛距離が落ちますか?
A. 一部の筋肉(例:大胸筋)を過剰に鍛えると制限が出ることも。バランスが大切です。
Q. ゴルフ初心者でも筋トレをしたほうがいい?
A. はい。特に年齢とともに筋力が落ちている方ほど、簡単な筋トレが効果的です。
Q. 自分に合った筋トレが分からない場合は?
A. プロのトレーナーに一度体を見てもらうのがおすすめです。目的に合ったアドバイスが受けられます。
最後に|あなたの体に合った方法を見つけることが飛距離アップの近道
筋トレは「ハードにやる」ものではなく、「目的に合ったものを、無理なく続ける」ことが大切です。
特に腹斜筋や広背筋といった部位を正しく鍛えるだけでも、
飛距離が安定する
肩や腕の疲れが減る
スイングがスムーズになる
といった変化を実感できます。
「自分の筋力や体の使い方が合っているか不安」「続けられるメニューを知りたい」 そんな方は、ぜひトータルゴルフフィットネスの体験トレーニングにお越しください。
あなたのゴルフがもっと楽しく、もっとラクに飛ばせるようになります。