スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第629回 ゴルファーのための食事学『花粉症対策には鮭を食べよう!』

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。

今回はゴルファーの大敵!『花粉症対策』についてです。

気温が温かくなり、身体が動かし易い時期となってきました。冬と異なり、スコアも調子が良くなってきた方が多いのではないでしょうか。しかし、同時に皆さんお困りの方が増えるのが『花粉症』です。

ゴルフ場でくしゃみが止まらない、鼻がムズムズ、ボーッとする、、、皆さんはこの様な症状に悩まされていませんか?

花粉症とは?

花粉症とは何でしょう。

一言で表すと『過剰な免疫反応』です。本来は身体を守る為に働くはずの免疫が、花粉に対して過剰に反応することで、くしゃみや鼻水などの症状が表れます。一度発症した花粉症は完治することがほぼ無いと考えられています。上手く付き合っていく方法を見つけることが重要です。

治療にはいくつかの方法があり、薬物療法、アレルゲン免疫療法、手術療法に分けることができます。これらは医療機関の受診が必要であり、かつ費用もかかります。では、私達に出来ることはあるでしょうか。それが食事です!

『ビタミンD』がカギ!

身体の免疫反応を維持する為には、様々な栄養素が欠かせません。
その中で、特に重要なのが『ビタミンD』です。

ビタミンDは骨を強くする栄養素として聞いたことのある方が多いかと思います。近年はビタミンDに関して様々な効果があることが分かっており、その一つが免疫力の維持・向上です。ビタミンDは食事からの摂取以外にも、紫外線により皮膚で生成されることが分かっています。日々屋外でラウンドするゴルファーの皆さんは、この点で一般の方よりビタミンDを作り易いと言えますね。

では、食事からビタミンDを摂るには何を食べたら良いでしょう。
ビタミンDを豊富に含み、かつ一年を通して食べ易いのが『鮭』です。1匹(100g程度)でビタミンDを32μg含みます。これは一日の目安量(18歳以上は8.5μg /1日)を超えますので、1匹で十分に必要な量を補えます。

ちなみに耐容上限量は100μg /1日ですので、過剰摂取の問題もありません。
ビタミンDはサプリメントによる摂取も比較的問題が起こり難いと考えられます。日射量の少ない冬の時期、怪我や病気等で屋内にいる時間が長くなる際には、摂取を検討しても良いかと思います。

『鮭』がおすすめ!

おすすめの食べ方は『鮭のホイル焼き』です。好きな野菜と一緒にアルミホイルで包み、水を貼ったフライパンで蒸すだけ、と簡単です。味付けはオリーブオイルやバター、醤油やポン酢などお好みで。鮭は味がしっかりとある魚ですので、味つけは控えめがおすすめです。

同じくビタミンDを含むキノコ類、粘膜の健康に関わるビタミンAを豊富に含む人参と一緒に食べることがおすすめです!

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標身体の状態によって適正な値は変化します。 TGFでは、管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量を提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください!
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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