スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第568回 ゴルファーのための食事学「ビタミンCとは?」

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
前回ビタミンAに引き続き、今回は『ビタミンC』に着目します。
「ビタミンCとは何か」「なぜ必要なのか」解説します!

ビタミンCの役割とは?

皮膚の健康に関わるとともに、強い抗酸化作用で免疫力の強化を促します!

ビタミンCが過剰になると?

・下痢
・吐き気
・胃けいれん
これらの症状が挙げられます。

しかし、ビタミンCは食事から摂る分には、過剰摂取となる可能性が低いと言えます。ビタミンCは水溶性ビタミンであり、余った分は尿と共に体外へ排泄されます。サプリメント等で過剰摂取となる場合、上記の症状が見られる際には注意が必要です。

ビタミンCが不足すると?

・疲労
・筋力低下
・壊血病
これらの症状が挙げられます。

ビタミンCは熱に弱いことが知られており、加熱調理による損失が大きいことが特徴です。しかし、芋類(じゃがいもやさつまいも)は調理後のビタミンCの損失が少ないことが知られておりますので、積極的に活用していただきたい食材です!

ビタミンCの適切な摂取量とは?

日本人の食事摂取基準2020では、1日の推奨量(18歳以上)を、
男女ともに100mg/dayとしています。
そして、喫煙者の場合は+35mgの摂取が推奨されており、また妊産婦にも同様に加算量が提示されております。ビタミンCはその他の栄養素と比較して、食事のみであれば上限を気にする必要はほとんど無いと言えます。積極的に摂取していきたいですね!

あなたは足りている?

ビタミンCは生の野菜や果物を摂取している方であれば、比較的不足しづらい栄養素と言えます。
例えば、ビタミンCの含有量は、
・キウイ1個=140mg
・じゃがいも中1個=100mg
・ブロッコリー5房=120mg
いかがでしょうか。

比較的身近な食材で摂りやすいと思っていただけるのではないでしょうか。
水溶性ビタミンであるビタミンCのポイントは、摂取のタイミングです。一度に多く摂っても尿から排泄されてしまうため、日々の食事で小まめに摂ることを意識しましょう。

ゴルファーとビタミンCの関係とは?

ゴルファーの皆様にとって、ビタミンCはなぜ必要なのでしょうか。
ビタミンCは皮膚や粘膜の乾燥に関わることから、不足すると免疫力の低下に繋がります。オンシーズンの長いゴルファーにとって、体調維持の為に不可欠です。

またゴルフは屋外スポーツの為、この季節は特に紫外線を多く浴びます。紫外線は日焼けという肌のダメージだけでなく、体内の炎症を起こすことによって体力を消耗、パフォーマンスを低下させます。抗酸化作用のあるビタミンCは、紫外線による身体のダメージを軽減させるために重要と言えます!

それぞれのビタミンにおける目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な値は変化します。
TGFでは、管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量を提案させていただきます。是非館内でお声掛けください



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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