スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第556回 ゴルファーに大切な食事学~五大栄養素とは?~

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。

本日は「五大栄養素とは何か?」というテーマで解説させていただきます。

五大栄養素という言葉を耳にしたことのある方は多いかと思いますが、具体的に人間の身体でどの様な働きをするかご存知でしょうか。

五大栄養素の「栄養素」とは、食品の中に含まれている物質のうち、人間の身体を構成し、また身体を動かす為に必要なもののことを示します。つまり「五大栄養素」が一つでも欠けると、人間は健全な生命活動を営むことができません。

また「五大」とは糖質(炭水化物)、脂質、たんぱく質、ミネラル、ビタミンの5種類を示します。

人間の身体を分かりやすく車に例えると、以下の通りに当てはめることが可能です。

  1. 車のボディ(車体)=人間の体内で主に筋肉の素となる「たんぱく質」
  2. ガソリン=人間の身体を動かすエネルギー源となる「糖質(炭水化物)」
  3. 車が潤滑に動くためのオイル=身体の調子を整える「ビタミン」や「ミネラル」

この様に例えると分かりやすいかと思います。

理想のゴルフパフォーマンスを行うためには全ての栄養素が欠かせませんが、これらの中で特に基本となるのが「糖質(炭水化物)」、「脂質」、「たんぱく質」の3種類です!

糖質(炭水化物)とは?

糖質(炭水化物)は主に米やパン、麺類など主食として食べることの多い食材に豊富に含まれます。運動する際のエネルギー源として優先的に利用され、また特にゴルフの様に頭を使うスポーツでは、脳の主要なエネルギー源となる為重要です。ラウンド中、間食を召し上がる際には、糖質(炭水化物)を中心に召し上がっていただくことで、効率の良いエネルギー摂取を行うことが可能です。

脂質とは?

脂質は主に油やバター、牛肉や豚肉などの肉類、野菜ではアボカドに多く含まれます。太る!というイメージが強い栄養素かもしれませんが、皆様の肌や血管を健康的に維持する為、また体内でのホルモン生成には不可欠です。無理なダイエットをしたことで、肌がカサカサになってしまった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。多くの紫外線を受けることで肌のダメージが多いゴルファーにとって、またラウンドで多くのエネルギーを消費するゴルファーにとっては、適切な量の摂取が必要です。

たんぱく質とは?

たんぱく質は肉や魚、乳製品、大豆製品など、主菜として食べることの多い料理に豊富に含まれます。人間の筋肉や内臓、皮膚、毛髪、これらは全てたんぱく質から作られます。TGFにご来館いただいているゴルファーの皆様含め、理想のスイングを行う為に日々身体作りに励んでいただいている全てのゴルファーにとって、欠かすことのできない栄養素と言えます。

次回以降はそれぞれの栄養素の役割について、詳しく解説していきます!



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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