スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第588回 ゴルファーのための食事学「スコアアップのための水分補給とは。」

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。
今回はゴルファーのラウンド中に大切な『水分補給』について考えていきたいと思います。

いろいろな水分補給の方法が挙げられますが、重要なポイントを2つに絞ってお伝えします。

『質』

水分補給が重要であることは皆様ご存知かと思いますが、何を選んでいますか?
日本ではコンビニやスーパー、自販機で気軽に飲みものを購入することができます。
水やスポーツドリンク、炭酸飲料、お茶、コーヒーなど様々な飲料が売られていますが、水分補給と聞いて真っ先に思い浮かぶのは『水』ではないでしょうか。
『水』は、日常生活での水分補給や、ラウンド前に飲む際には適しています。

しかし、ラウンドが始まってからのおすすめは『スポーツドリンク』です!
ゴルフは屋外で実施する為長時間紫外線を浴び、多くのをかくスポーツです。
体内では多くの糖質を消費するとともに、汗をかくことで電解質も失います。
糖質や電解質の補給は水分のみで補うことができないため、これらを含むスポーツドリンクがおすすめです。

『量』

では、飲む『量』はどうでしょう?
喉が渇いてから、飲み物を一気に飲むことはありませんか?

失った水分を取り戻そうと一気に大量の飲み物を飲んでも、身体は一度に処理し切れません。飲み物はこまめに摂取することが重要です。
腎臓の水分処理能力には限界があります。一度に摂る量は、コップ1杯(150ml〜200ml程度)が適切です。
ラウンドの前後に適した飲料については、『ナトリウム』について解説した回でもご説明させていただきました。ぜひご覧ください!

『NG』

最後に、ラウンド中の水分補給に適切ではない飲み物とは何でしょう?
それは、カフェインの多い飲み物や、アルコールです。これらの飲み物には利尿作用があり、身体から水分を排泄する方向に促します。カフェインはトレーニングの前などには上手く活用して欲しい飲み物ではありますが、ラウンド中にあまり向いていません。

ゴルフはその他の競技と異なり、ラウンド中にお酒を楽しむ方も多いかと思いますが身体が脱水状態に陥り易い為、控えていただくことをおすすめします。

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正な値は変化します。
TGFでは、管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量を提案させていただきます。是非館内でお声掛けください!

引き続き様々な観点から、ラウンド中の栄養管理についてご紹介させていただきます!



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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