スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第637回 ゴルファーのための食事学『多くのアスリートが愛用するオートミール!』

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です。

今回は『オートミール』についてです。

芸能人の朝食や映画のワンシーンに登場することの多いオートミールですが、様々なアスリートがおすすめする食材としても有名です。
プロ野球選手やラグビー選手など、検索すると多くのアスリートがオートミールを食べているという記事が見つかります。

今回はそんなオートミールについて、人気の秘密をご紹介します。
ゴルファーの皆さんの朝食としてもおすすめです!

オートミールとは?

日本ではまだ馴染みの無い食材のオートミールですが、様々な栄養素を豊富に含み、かつ腹持ちの良い食材であることから、ゴルファーにおすすめする食材の一つです。

オートミールのオートは『燕麦』を、ミールは『食事』を意味します。皆さんに馴染みの深い食材で例えると、白米ではく、精米せずに外皮などを残した玄米に似ています。コーンフレークやグラノーラなどと同様に、穀類を原料とした加工食品の仲間です。

他の穀類とは何が違うの?

オートミール一人前を、米(茶碗1杯)やパン(6枚切り1枚)と比較してみましょう。
特に大きな違いのある点は、糖質食物繊維GI値です。
糖質の量は白米やパンより少なく、食物繊維はこれらより多く含みます。

食物繊維腸内環境の維持に欠かすことのできない栄養素です。遠征や外食が多くなり易いゴルファーにとって、腸内環境を維持することはスポーツパフォーマンスにも関わる為重要です。

また、GI値は白米88、食パン95に対して、オートミールは55と大幅に低い値を示します。GI値以前のコラムでもお伝えしましたが、値の高い方が、血糖値が上昇し易いことを示します。GI値は過体重や肥満、糖尿病等のリスク上昇と関連が示されています。そして、血糖値は急上昇すればするほど、急降下し易いのが特徴です。ゴルフのパフォーマンスを維持する為には、スポーツ中の血糖値を一定にすることが重要です。健康に長くゴルフを楽しむ為に、そしてゴルフのパフォーマンスを高めるために、GI値の低いオートミールはおすすめです!

その他、カルシウムマグネシウム、鉄分などの栄養素も豊富に含みます。

どうやって食べる?

オートミール自体は味の主張が少ない食材なため、そのままの状態では苦手な方も多いかと思います。しかし主張が少ないということは、様々な料理に使用することができるということです。

食べ易くする為には、前日の夜に水や牛乳につけて寝かせておくことがおすすめです。ここに、季節のフルーツやナッツ、ダークチョコレートなど好きな食材をのせるだけで、簡単に栄養満点の朝食を作ることができます。また、水と一緒に軽く煮て味付けすれば、お粥やリゾットとしても食べられます。

またお菓子作りに活用することで、日々のおやつを少しずつヘルシーなものに変えるのも良いですね。

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標身体の状態によって適正な値は変化します。 TGFでは、管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量を提案させていただきます。是非館内またはホームページを含む各種SNS等からご相談ください!
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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