スタッフコラム「ゴルフボディを作る」

第558回 ゴルファーのための食事学「炭水化物(糖質)とは?」

トータルゴルフフィットネス 管理栄養士の中島です!
前回の五大栄養素に引き続き、今回は「炭水化物とは何か?」について解説致します。

ゴルファーにとって炭水化物(糖質)は必要か?

「炭水化物」特に「糖質」と聞くと、昨今はあまり良くないイメージ、避けたい栄養素と考える方も多いのではないでしょうか。
太る、血糖値が乱れる、老化に繋がる、、、
などの単語と結びつけられることも多い栄養素ですが、適正量の摂取は重要です。
エネルギー消費量が多く長時間プレーを行うことの多いゴルファーの皆様にとって、理想の身体作りを行う上で、「糖質」は欠かすことのできない栄養素の一つと言えます!

炭水化物の分類とは?

炭水化物は「糖質」と「食物繊維」の二種類に分けることができます。今回は、人間がエネルギー源として使うことのできる「糖質」のみに焦点を当てます。「食物繊維」はメリットが多く重要な栄養素ですが、人間が体内の消化酵素では消化できない為、エネルギーとして使用することはできません。また別途解説致します。

糖質の役割とは?

「糖質」の役割は、人間の脳や身体を動かすエネルギー源です。車に例えると、ガソリンの役目を果たします。

糖質が過剰になると?

糖質が過剰になると、以下の様なデメリットがあります。
・肥満
・生活習慣(糖尿病など)
つまり、糖質の過剰摂取は体内で中性脂肪の蓄積に繋がることから、様々な悪影響を生みます。皆様が長く健康にゴルフを楽しむ上で、理想とする体型の崩れに繋がるだけでなく、血糖値の乱れなど、様々な生活習慣病の発生に繋がる可能性が上がります。

糖質が不足すると?

一方糖質が不足すると、以下の様なデメリットが考えられます。
・脳の働きが鈍くなる
・筋肉や脂肪が分解されやすくなる
つまり、ゴルフにおいてはラウンド中「判断力・集中力の低下」につながる可能性があります。また脂肪や筋肉の分解を促すことで、身体作りを行う上で筋力トレーニングの効果を最大限発揮しづらくなります。

糖質の適切な摂取量とは?

日本人の食事摂取基準2020では、炭水化物の摂取エネルギー比率を目標値で50~65%と示しています!
目標値には個人差があります。個々の目標や身体の状態によって、適正な値は変化します。
TGFでは、管理栄養士の中島が、皆様それぞれに適した摂取量を提案させていただきます。是非お声掛けください!

次回は「たんぱく質」について解説させていただきます!



中島遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。
ゴルフスイングの改善やそれに必要な身体の動かし方をもっと具体的に知りたい方、今のスイングからステップアップしたい方に、トータルゴルフフィットネスのゴルフボディチェックをお勧めします。トレーナーがマンツーマンでゴルフに必要な身体の動きをチェック(12項目以上)、さらにゴルフコーチによるスイング分析を行って、身体とスイングの両方から課題を洗い出し、的確なアドバイスをさせて頂きます。
中島 遥
中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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